ここのところ、離島めぐりにハマっている。
冬はアウトドアに不適応、という自分の中にあった壁が取り除かれたことで、ますます幅広いアウトドアライフが楽しめる。
先週は金曜日に有給をとり、二泊三日で鳥羽~志摩の離島をめぐってきた。
お仕事が忙しくなってきたので、やや小出しに日記書きます。
【まわりゃんせ】
伊勢・志摩方面へ向かうための、おトクなきっぷは探せばなかなか種類がある。
その中でも今回選んだのは、「まわりゃんせ」という9,500円のきっぷ。
特急での往復運賃はもちろん、現地での電車・バス・定期船が乗り放題。
さらに、主要な観光スポットが入場無料という、フル活用すればかなりおトクなきっぷである。
【昼食:七越茶屋】
午前11時に到着し、まずは腹ごしらえと、「七越茶屋」へ。
注文した定食は、大きく2品目。
1つは、「手こね寿司」という郷土料理。
しょうゆでヅケにされた赤身魚、おそらくまぐろをのせた、ちらし寿司である。
ちらし寿司単体だと個人的にもの足りなさを感じるのだが、その「もの足りなさ」を見事に埋めてくれる。
もう1つは、「伊勢うどん」。
太くてモッチモチした麺は、のびているのではなく、しっかりとコシがある。
そして何といっても、甘辛いタレが麺をじゅうぶんにひきたててくれる。
いずれも、おいしくいただいた。
そこから電車待ちの間、時間があまったので周囲を散策。
旅館や料理店など観光地から一歩奥へ入ると、住宅地。
平日のせいか、そこそこ栄えていながら静寂が広がるさまが、神秘的であった。
【離島:渡鹿野島】
電車→バスを乗り継いで、志摩方面へ南下。
そこから、渡船乗り場へ。
待合場は、島の人?の社交場となっている。
うち、おっちゃん1人が声をかけてくれて、案内してくれる。
渡船は赤い旗をかかげているのが目印で、不定期的にやって来る、とのこと。
やがて、渡船到着。
船内は、茶色いレザー調のシートが、バスのような配置で並ぶ。
そのシートの色合いをはじめ、全体的な雰囲気が昭和の高級車を連想させる、レトロさ。
船内のにおいも、昔田舎でかいだなつかしさを覚える。
わざわざ鳥羽から離れたこの島を選んだかといえば、ここがかつて、いわゆる「さかり場」だったという黒い歴史があることに惹かれたのだ。
今でも、夜はそれなりのことをしている、というウワサもあり、気になっていたのだ。
が、島はいたって平和な雰囲気がただよう。
畑で談話する人々、ブイで美術館さながらいろんなキャラをペイントしたオブジェ、手入れされた神社。
とても、期待をしているようなことが起こっているようには、感じられない。
まぁそれでも、壊れたスナックやバーなどの店舗の残骸が、やたら多いのは気にかかるところ。
島の東側に、大きめのホテル廃墟を発見。
大きく荒らされた跡はなく、比較的にきれいに廃れており、なかなかレベルの高い場所である。
散策したい、という気持ちとはうらはらに、後の行程を考えたときに、時間がもうない。
泣く泣く、廃墟、そして島をあとにする。
島の北側も行きたかったのに、行けずじまい。
廃墟散策と、夜の雰囲気を楽しむべく、ここは再訪・・・かな?
1日目の夕方まででした。
続きはまた。