キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

エスケープ過去

会社が終わり、エレベータで2階へ。
ドアホールから出て、ビルを抜けようとした矢先、左側の視界に飛び込んできた。

それは、前職の上司。
なつかしさのあまり、思わずかけより、声をかけた。
・・・という行為が、できなかった。

ううむ。
前々職で、あわや精神崩壊間際まで追い込まれた上司と、その会社を退社1年後に出会ったころは、ちゃんと声をかけられたのに。

この違いは何なのか。
考えていくと、キリがないほど原因が頭をよぎる。
が、いちばんの原因は「去りぎわの対応」と結論づけよう。

そもそも、ライターやのにプログラムの仕事を強要され、何度もヘルプサインを出したのに、ろくに取り合ってくれなかったこと。
退社を申し出たときは、表面的な引きとめはあったものの、「私はどうしたらええねん・・・」と自分を守ることで精一杯になっていたこと。
最終出社日、明らかに僕を避けるように席を外していたこと。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」とは、ややニュアンス違うかな?
けど、少なくとも人と人が縁を断ち切られる際は、胸の内がどうあれ、そこはきれいに終わらなければいけないな、と。
その後、ちょっとしたきっかけでまた縁が戻ったときに、そこでずいぶん変わってくると思う。
まして、互いが社会人なのであれば、仕事上はちあわせすることなど、珍しいことではない。


ということが勉強になった。
まぁ、嫌いになった人はとことん嫌いになる、という気質は相変わらずやし、そうなると相手とのコミュニケーションすら避けてしまうヘキがある。
まずはコミュニケーションとること、その結果縁が途絶えるとしても、最後は礼儀正しく接すること。
いやはや、ぜんぜんできておりません。

ちなみに、恋愛うんぬんの暗喩を行っているつもりは毛頭ないので、変にかいかぶらないようお願いします。