キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

おにわぶ~熱風~

世間は、空前の節電ブームである。
いくら流行を否定しようとも、世間がこぞって前へならえしていては、とても拒否できない。

特にこの時期、街中のクーラー温度が制限されているので、たまらない。
熱中症で倒れる人がグングン増加しているというのに、今後もこの流れを止めることはできそうにない。

となっては、自分としてできる対策は、ただひとつ。
暑さに耐えうる、強靭な肉体を作り上げるしかない。

そういう野望を抱いて、というのは大ウソだが、夕方でも暑さが落ち着かない今日は、会社のテニスであった。


さすがに暑すぎるのか、いつも予約がいっぱいのコートが、どこもガラガラ。
前の予約が入っていないのと、コートに早めに到着したことがあり、開始時間より15分も早く開始。

前回負傷した親指の爪は、すっかり紫がかっている。
常に痛みを覚えるわけではないが、軽い痛みは残っていて、これ以上悪化させるわけにはいかない。
ので、今日は無理せずゆっくりプレーしよう。


はじめは、コーチ役のnarさん(仮称)による、個別レッスン。
あれっ?
ぜんっぜん打てない!

確かに、数週間のブランクはある。
が、ほとんどの球をネットより向こうに返せないというのは、今までにない異常事態。
落下点についてから打つ、という前回習ったことを意識しても、それ以前の問題である。


調子が戻らないまま、練習はそこそこに、シングル戦。
1ゲームして、勝った人が残っていくというもの。

しかし、ここでまさかの奇跡。
なんでか、ものすごい勢いで勝ち残ってしまう。
上から打つサーブも、今までたいがい入らないのに、面白いほど決まる。
最強であるnarさん(仮称)に対してでさえ、いくつかポイントをとる始末。

まぁ、無理をしないという気持ちがよかったんだろうけど。
「一発いいの決めてやる!」という邪念がなく、ただネットの向こうに返すことだけを専念した結果、相手のミスを誘ったのだろう。
体育のバレーの時間に、「授業ではとりあえず返せば勝てる」と悟っていたバレー部の声がよみがえる。

ただ、勝ち残ることで確実に体力がそがれる。
必ずしも、手を叩いて喜べたものではない。


帰りはつけ麺でも・・・と思っていたが、テニスで2リットルの水を飲み干したせいか、おなかが空かず何も食べていない。
断食は嫌いではあるが、ふだん暴食ぎみで参っている胃腸を休めるという意味では、1日くらい大丈夫かな?

明日、体力が尽きないことを願うばかりである。