キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

枚方宿くらわんか五六市

もしかしたら、はやっているのだろうか。
もしくは、知らないところで文化として定着しているのだろうか。
はたまた、ただの勘違いだろうか。

手作りの商品を扱う個人や商店が集うイベントを、最近よく目にする。
これが昔からあるものであれば、なぜもっと早くに知っていなかったのだろう。
昔から一品ものを好む自分自身の、アンテナの短さに後悔してしまう。

日曜日は、そんなイベントが枚方であるという情報をたまたま見つけ、足を運ぶこととなった。
このテのイベントは、以前ATCホールというイベント会場での開催時に行ったことはある。
しかしこの「枚方宿くらわんか五六市」のおもしろいのは、いわゆる「歴史街道」という名の、昔ながらの街並みを残した道で行っているということ。


枚方市駅から枚方公園駅までの、ひと駅分の距離まるまるが、イベント会場となる。
道にびっしり出店しているというよりは、道の途中にある公園やコインパーキングの敷地に10~20ブースの出店群があり、それが要所要所に点在しているイメージ。
それでも、200ブース以上の出店があるという規模は驚き!

どちらかといえば、アクセサリーの類が多く、男性として足を止めたくなるお店は少ない。
もちろん、それでもそこいらのお店では買えないものばかりなので、見ているだけでもじゅうぶん楽しい。


唯一の買い物が、たわしのキーホルダー。
昔ながらの製法でたわしを作っている、という人のよさそうな男性が売っていた。
あまり人慣れしてないかな、という雰囲気ながら、たわしについて話すさまは何と楽しげなものだろうか。

こうして、1つのものをひたすら追いかけ、語れるようになれば、仕事だろうと趣味だろうと、こうもカッコいいものなのか。
キックボードの旅を、5分たりとも語れない僕なんて、まだまだである。

キーホルダーを買った理由は、その姿かたちだけでなく、その男性への敬意の気持ちもあったのかも知れない。


繁盛していたのは出店していたブースだけではなく、もともとその道沿いにあったショップも。
こういう、地元の活性化も兼ねたイベントは、もっと各地で取り入れたら面白いのに。

わが町交野市も、しっかりしてくれ!