キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ミッシング・リンク

過去のキックボード旅の軌跡を更新してみた。
赤い線が、実際に走ったところ。
赤い線だけ見ると、よく走ったものだと自分ながら感心してしまう。
「日本一周」という観点で見ると、まだまだ先の長さを感じる。

f:id:kickboy:20170412234839p:plain


いつもこれを見ると、気になる箇所が2つある。
青い線で記したところだ。
・和歌山から神戸にかけて
・三重の四日市から南にかけて

ここの区間が走れておらず、どうもシマリが悪い。
走りに行きたいなと思うのだが、いまいち「旅」という気分のしない距離である。
また家から微妙に遠く、ぷらりと行くには電車賃がもったいなく感じる。

そんな理由で行けずじまいなのだが、日帰りなり1泊なり、今年のうちに走っておきたい。
どうせ遠出になるなら、賭場めぐりとか別の目的を挟んでも面白いかも。


北海道を除く日本一周。
ちょっと前までは意識すらしていなかったのに、徐々に現実化してきたなあ。
ここまで来たなら絶対に達成したい!と改めて感じる。

妄想!MTS旅

実に単純だなぁ、と自身の脳内に驚く。
昨夜の夢で、昨日試乗したマウンテンスクーター(以下、MTS)で旅をする夢を見たのだ。
折りたたみキックボードで旅してて、途中「何か走りスムーズやなぁ、ってこれMTSやん!」みたいな、まるで小児の発想みたいなもの。

そのくらい僕にとってインパクトのある乗り物だったのだ、とつくづく思える。
今は折りたたみキックボードに夢中ながら、これで旅ができたらな、という妄想を抱いてしまう。
ということで、勝手にMTSで旅することを妄想してみる。


旅の道具として使うなら、やはり行き先。
自転車のようにタイヤをバラすと電車に乗れるが、持ち運びが大変そうだ。
ということで、まず家からまわれる場所を探さねばならない。

その発想でいえば、かつてママチャリで旅していたルートをたどるといいだろう。
・淡路島一周
・琵琶湖一周
・紀ノ川往復
渥美半島知多半島→志摩めぐり
鯖街道若狭湾周遊
紀伊半島一周
・四国一周
しまなみ海道周遊
てなところだろうか。

琵琶湖なんかは、右回りと左回りで風景違うし、国道走るか湖岸道路走るかでも雰囲気が変わってくるので、何度も楽しめる。
琵琶湖まで車に積んで行く、という選択肢もあるし。

しまなみ海道は、フェリーで今治近くまで行けるので意外に便利。
橋の登り坂は歩くしかないと思うが、下りは快適だろうし、その後の島めぐりも申し分なし。
こちらも、南港まで車で行ければ問題なし。

上記以外なら、やっぱり離島めぐり。
小豆島のようにメジャーなところより、弓削島やさぬき広島など、車がほぼ通らない道をゆ~っくり走ってみたい。


やっぱり妄想は尽きないな。
今夜も夢で旅してそうだ。

爽快!マウンテンスクーター

きっかけは、1通のメールだった。

はじめは、僕のキックボード旅の日記をWebページで見た、という内容。
その後が興味深く、「マウンテンスクーター(MTS)」なるキックボードの紹介をされていた。
差出人のYさんは、このMTSを輸入販売されているとのこと。

http://mtscooters.com/

メールをいただけたうれしさとMTSへの興味から、何度かメールを交換しているうち、互いに住んでいる場所が大阪だということがわかった。
で、「試乗しませんか?」という話となり、今日の昼、猪名川河川敷で試乗をさせていただけることとなった。

f:id:kickboy:20170409231533j:plain




合流するや、早速MTSにご対面。
ぱっと見は自転車に近く、従来の折りたたみキックボードに比べてはるかに大きい。
前輪が26インチと、通常のママチャリと同じサイズである。
太く独特な湾曲をしたフレームが、何より特徴的である。

早速蹴って進んでみる。
軽い!
筐体の大きさの割に、すぐにスピードが出る。

で、延びる!
一度スピードをつけると、しばらく持続するのだ。
何なら、ママチャリよりも優れているのでは?
相当よいベアリングが使われているのだろう。

また、蹴るごとに感じるのが、サスペンションの弾力性。
微妙な上下のクッションが心地よい。
サスペンションのおかげで、路面の段差も気にすることなく走れる。
ちょっとした段でつまずく折りたたみキックボードに比べ、最も優れた点でもある。

あとは全体的な安定性と操作性。
ハンドルがグラつかず、まっすぐ進める。
少し車体を傾けると、思いのとおり曲がれる。
ジャンプをすれば、足について来て跳ねてくれる。

面白い!
こんな快適で楽しいものが、なぜまだ日本で普及していないのだろうか。

f:id:kickboy:20170409231544j:plain



ちなみにYさんは、もともと「スノースクート」という雪山用の乗り物を愛好されていたそうな。
たまにゲレンデで見る、ハンドルのついた自転車みたいなやつ。
ただスノースクートだと季節が限られるし、特に関西近郊ならなおさら短期間でしか楽しめない。
そんなさなか、MTSと出会ったとのこと。

また、かつては自転車やバイクを楽しんだりしながら、最終的にMTSに落ち着いたらしい。
このあたり、ママチャリ旅やモトクロスを経ている僕と、非常に近い気がする。
人とはちょっと違うことに興味を持つこと、そして何より目立つこと、ここの感性がうまく噛み合い、休憩中も話がはずむ。

f:id:kickboy:20170409231550j:plain



わずか90分ほどだったが、とても長く感じ、非常に満足だった。
また機会があったら、ぜひとも乗ってみたい!
できれば、未舗装の路面でも走ってみたいものである。

Yさん、本当にありがとうございました!


ダウンヒルマウンテンスクーター
http://mtscooters.com/

クタクタWeekend

今週は何度「疲れた」という言葉をつぶやいただろう。
よほどのことがない限り愛想は忘れないつもりでいたが、笑顔を出す余裕すらない時間が、どれだけあっただろうか。

とにかく今週は、しんどくて、忙しくて、大変だった。
「“忙しい”という言葉を使うヤツはダメだ」とかビジネス書にある言葉なんてクソ食らえで、忙しいと感じたのだから忙しかったのだ。
時間的にというよりは、いろんなことが一気に折り重なったというか。
その果ての「GWなくなるかも」だから、精神的にも応えますよ、それは。

まぁ、先週末の東京疲れも一因かも知れないけれど。
これについては、がっつり遊んでしまったわけで、ただの自己責任なんだけれど。

今週末は、しっかり休養をとるぞ!
と思っていたが、愛すべき甥っ子が泊まりで来やがるらしい。
子守りに追われて、これまた疲れがとれそうにないな。

生き甲斐喪失の危機(過言)

自分が自分であることを確認できる時間。
それが失われようとしている。
なんてことを言うとおおげさだが、実はけっこうおおげさに危機を感じている。

僕にとってのその時間とは、やはりキックボード旅をしているとき。
今の会社は、GWと夏季休暇の期間が長いため、存分に旅を楽しめる。

しかし次のGWが、仕事で流れそうなのである。
流れないまでも、期間が短くなりそうだ。
もうすでに計画は立てており、イメージも作っているというのに!

まぁ最悪、旅ができずとも人と会って遊ぶというのも視野に入れていいかも。
長期休暇時は、例年旅をするためお誘いを断ってしまっているし。

いろんなパターンを想定しながら計画を立てるのも、いい頭の体操になりそうだ。
ということで、プラスに考えよう。

ラスト御徒町~後編~

すっかり日本酒で上機嫌になりながら、上野ぶらり旅の続き。


道は上野方面へ着き、折り返して逆方向の通りを進む。
ここはアメカジゾーン、ありとあらゆるアメカジのお店が並ぶ。
アメ横側もそうだが、本当に種類が多く、アメカジ好きにはたまらない。

ここで見つからないアメカジのブランドなんて、ないのではないか?
自分の好きなブランドの新作を、こんなに大量に見られるのは、やはり楽しい。
ただ、いちばん好きな「ダルチザン」だけがなぜか見つからなかった。
気になるアイテムがいくつかあったが、さすがに定価で買うには高すぎるので、泣く泣く買わずじまい。


再び逆方向に折り返し、アメ横に並行した道を歩く。
この道は、あまり通ったことがない。
ここはどちらかといえば、チェーン店と食品店が多い。

f:id:kickboy:20170404232402j:plain


興味をひく店舗は特にない。
唯一寄ったのは、こんな繁華街に似つかわしくない、お寺。
けっこう立派なお堂で手を合わせると、ここが東京であることすら忘れられる。

f:id:kickboy:20170404232320j:plain



もっと、今まで寄ったことない場所へ行こう。
ということで寄ったのは、上野側にある「アメ横センタービル」。
地下にある食品街とやらに寄ってみると、人がごった返している。

売っているものは、ほとんどがアジアの食材。
よくよく見ると、店員もお客も、アジア人が多い。
てゆうかもう、アジアやん!
こんな世界が広がっていたなんて、知らなかった。

f:id:kickboy:20170404232334j:plain


ちなみにビルの2階へ行くと、まさかのガラガラ。
靴屋がいくつかあり、あとはシャッターが降りている。
地下やアメ横にはびこる人の群れとは、あまりにギャップがありすぎて驚く。
「階段に登る」という行為が発生するだけで、ここまで人は寄ってこないものなのか。


ここに来て、テンションが下がってくる。
疲れというよりは、お酒が切れてきたのだ。
こいつを回復するには、酒しかない。

再びアメ横に戻ると、午前中とは比べ物にならないくらいの人の数。
もう、歩くのもままならない。
それでも食料ゾーンに紛れ込む。
ここの一角に、台湾屋台っぽいお店の並ぶ場所があり、気になったので寄ってみることに。

f:id:kickboy:20170404232413j:plain


席がいっぱいながらも、10分待って何とか着席。
ビールと小籠包を注文し、しばらく休憩する。
店員さんからお客から、ここもやっぱりアジア人ばかり。
客を客と思わない接客、座っているのに遠慮なくガンガンぶつかってくる態度、守らない優先順位など、アジアの食堂で味わうフラストレーションが山積み。
しばらく長居しようとしたが、ビールが空くとすぐ退散した。

f:id:kickboy:20170404232422j:plain



飲みたりなさがあったので、すぐ近くの海鮮屋へ。
ここも、まさかの接客がアジア人。
写真とは量も切り方も違う「まぐろ造り」、これはどう見ても「筋子」やろという「いくら」など、小さなボッタクリが目立つ。

結局、アメ横でアタリなのは、1軒目の立ち飲み屋だけらしい。

f:id:kickboy:20170404232435j:plain



その後も、行ったことのない通りをウロつく。
意外だったのは、アメ横と逆方向の道を一本外れた道に、立ち飲み屋がえげつないほど並んでいたこと。
こんなんあるんなら、初めから行っときゃよかった!
そもそも、上野によく通っていたころから知っていれば、さらに上野を楽しめたのに!


などなど思いつつ、最後はなぜかラーメンでシメ。
とんこつラーメンをいただいたわけだが、すでに飲み食いして胃がいっぱいだったので、気分が悪くなった。
なぜラーメンを食べてしまったのだろう・・・


こうして、当面来ることはないだろう上野を満喫した。
オリンピックによって、この闇市感がなくならないことを願うばかりだ。

ラスト御徒町~前編~

今週末は仕事で、年に一度の東京出張。
土曜は終日職務で、日曜はフリー。
こんなこと行っては会社に怒られそうだが、タダで東京行けて泊まれるのだから、ありがたい限りである。

土曜は職務あがりに、昨年行った坊主バーへ・・・行くはずだった。
しかし実際は、ホテルのトイレにこもりっきり。
昼食を食べすぎてしまい気分を崩し、リバースしていたのだ。
我ながら情けない。
ということで、土曜はゆっくり体調を整え、日曜にかけることにした。


ちなみに恒例だった東京出張、今回が最後らしい。
最後なのでどこへ行こうか迷った。

正直、東京いたころ行きたい場所はひととおり行ったので、特に新しく足を運びたい箇所はない。
となれば、かつて住んでいた西葛西に行ってみようか。
とも思ったが、仲間がいたからこそ楽しい場所だったわけで、1日かけてブラついて楽しめることはない。
さんざん悩んだ結果、東京で唯一よく通った場所、上野へ行くことにした。


さて本題。
午前10時に御徒町駅へ到着。
朝早いからまだ店空いてないかな、と思いきや、アメ横はすでに人でごった返している。
さすが聖地!

f:id:kickboy:20170404000629j:plain


やたら安い、腕時計やらジャージやら靴やらが売られている下町感は、やはり落ち着く。
どうせ欲しいものがないだろう、と今までスルーしていたが、今回あえて見てみることにした。
まぁ結果的に、やはり欲しいなと思えるものは何もなかったし、よくよく見るとそう劇的に安いわけでもない。


やがて中盤、食料ゾーンにやって来る。
ダミ声で魚介をたたき売るさまは、まさにアメ横の風物詩であり、独特の雰囲気を醸し出している。
東京にいたころも、料理はしていなかったので魚を買ったことがない。
せめて、この場で食べれればいいのに。

なんてこと思っていると、1軒のステキなお店を見つける。
そう、魚が食べられる立ち飲み屋さん。
店員さんに声をかけられ、迷うことなく入る。

狭いスペースに設けられたテーブルには、それぞれ違った日本酒の一升瓶が並ぶ。
メニューは魚介ばかりで種類は多くないが、いずれも厳選された食材だと感じさせる。
大ぶりのカキやウニ、ホタテなども魅力的だが、何より目を引くのは「モウカの星」。
これはモウカザメというサメの心臓だ。

f:id:kickboy:20170404000648j:plain


見た目や食感は「レバ刺し」に酷似している。
それでいて、まったく臭みがない。
言うなれば、グレードの高いレバ刺しである。
これはもううまいに決っているし、思わず日本酒も進む。

f:id:kickboy:20170404000656j:plain


店員さんもまた、愛想がよくてステキである。
男性には「社長」、女性には「べっぴんさん」とベタすぎる呼称を自然に使い、ひとりで飲んでいたらちょいちょい話しかけてくれる。
写真も、店員さんから進んで撮ってくれた。

f:id:kickboy:20170404000703j:plain


軽く飲むつもりだったが、日本酒を飲んでしまったため、すっかりいい気分にできあがってしまった。


すっかりゴキゲンのまま、次回へ続く。