キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード東北旅~グルメ編~

旅の思い出を引きずった日記も、そろそろ最終回にしよう。
最後は旅でであった「グルメ」の紹介。
温泉旅館で食べたものとか、スーパーのお惣菜はさておき、とりわけ地元を感じられるものを。


【酒田ラーメン】
山県県酒田市に、独自のラーメンがある。
ダシは煮干しと昆布が基本で、しょうゆが基本のあっさりしたスープが特徴だ。

しかし何より注目するべきは麺。
麺のコシが強く、味わい深い。
何でも粉に対する水の割合、いわゆる加水率が高い。
それを実現するためには高い製麺技術が必要で、例えば鉄棒を使って麺を打つ技法もある。

酒田市には連泊したこともあり、2軒寄った。

1軒目は「北前横町」にあるお店。
ラーメン専門店ではなくお酒のアテも用意したお店なので期待薄だったのだが、麺が驚くほどおいしいほか、スープも体中にしみるうまさ!
翌日も酒田ラーメンを食べることを、ここで決心した。

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そして2軒目は、酒田ラーメンでも特に有名なお店。
しかしここはスープが薄く感じ、ちょっとイマイチだった。
麺切りが不十分なのか、僕の舌がバカなのか・・・

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どちらにせよ、もっと全国的に有名になってもいいのではないかと感じる。


ババヘラ
秋田県の国道を走ると、道の脇にパラソルを掲げたおばあちゃんがあちこちにいる。
ここでアイスを売っているのだ。
いわゆる「ババヘラ」というもので、ストロベリー味とバナナ味の2食のアイスを、ヘラを使ってコーンに盛られる。
秋田では、夏の風物詩でもあるらしい。

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猛暑の中ほてった体には、このシャーベット状の食感と甘味がたまらない!
200円という手軽な値段設定もうれしい。

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【ハタハタときりたんぽ】
最終日の夜に居酒屋でいただいたのは、秋田の名物料理。

・ハタハタの塩焼き
ぱっと見て特徴的なのが、卵。
プチプチという舌触りと旨味が口の中に広がる。
身も甘味があり、ふだん食べているものとは格段に違ってうまい。
ちなみにハタハタは旬が冬で、いただいたものは冷凍。
冷凍でこれだけうまいのだから、旬の時期はどれだけのものだろうか。

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・ハタハタ寿司
寿司といってもごはんはなく、ハタハタを発酵させたもの。
小さく噛み砕いただけでも、酸味と塩気を帯びた独特の味をしっかりと感じる。
しめ鯖に近いが、しめ鯖より身が小さく引き締まっているのが特徴的。
日本酒がいくらでも進んでしまう。

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・きりたんぽ鍋
これはもはや、説明は不要だろう。
あっさりしたスープもさながら、バラエティに富んだ具材もなかなか。
きりたんぽ自体は思っていた以上に味も食感も米の感触が強く、シメでもないのに米を鍋で食べる感覚が不思議である。
こちらも、旬である冬にいただきたいものだ。

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キックボード東北旅~転倒編~

旅のキレイなところばかり紹介するのも、何かいやらしい。
ということで、カッコ悪いところも赤裸々に書いておこう。

今回は2度、転倒をしてしまった。
軽くつまずく程度ならたまにあることだが、豪快に両手ついて転んでしまったのだ。


【二重トラップ】
キックボードで走っている途中、障害物をよける方法は2種類ある。
(1)片足を軸として地面につき、もう片足とキックボードを持ち上げる
(2)一度立ち止まって押し歩く

スピードを殺すのはもったいないので、ちょっとした障害物なら(1)でかわす。
写真のような点字ブロック①の場合も、同じく(1)だ。
これがいけなかった。

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よくよく見ると、①のすぐ後に、砂地②がある。
キックボードは障害物だけでなく、未舗装地でもアウトなので、これもかわすべきべきである。
しかしここが未舗装であることに、まったく気づかなかったのだ。
宿が目前にあったこともあり、油断をしてしまった。

前のめりに倒れたが、とっさにグローブをはめた両手をついて受け身がとれたので、外傷はない。
しかし胸を打ってしまい、呼吸を強く吸えない程度に左胸を負傷。


【見えないトラップ】
2回目の転倒は、突然だった。
気がつけば、何かにつまずいていた。

犯人は、松ぼっくり
転倒した後すぐ確認すると、砕けた松ぼっくりがあった。

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もともと松の葉が多い歩道で、もっと注意するべきだった。
これは完全に油断だ。

ここでも前のめりに倒れたが、負傷中の左胸をかばってか、右上半身を打った。
両手の受け身も間に合わず、右腕をアスファルトですりむく。
また右胸も強打し、これで両胸がダメになった。


そんなわけで、旅の後半は胸の痛みに悩まされた。
そして今もなお、胸は痛み続けている。

ほんの一瞬で、大事故にもなりかねない。
改めてキックボードという乗り物のリスクを強く感じた。

キックボード東北旅~出会い編3~

旅の夕食は、スーパーで済ますことが圧倒的に多い。
理由は単純で、安く済むからだ。
しかし今回の旅では、外食を3回もした。
これがなかなか楽しかったので、紹介しておきたい。


酒田市:北前横町】
山形県酒田市というところでは、連泊を余儀なくされた。
原因は例の台風5号によるもの。
翌日は1日走らなくていいと気を許し、ついつい外で飲むことにした。

しかし台風の影響で、閉まっている店が多い。
さんざん歩き回っているうちに、ひときわ楽しげな光が見えた。
それは「北前横町」。
いわゆる屋台村と呼ばれる形態で、屋台のように小さな店舗が複数集まったところだ。
ここでも空いている店舗が少ないながら、すでにお客さんも入っている「神楽」というお店へ入る。

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カウンターにはスナックのママさん風、と言っては失礼か、どんな客にも対等に会話をこなせそうな感じの女性がひとり。
お客さんは左右に男性が1人ずついて、どうやら店の常連らしく、すでに盛り上がっている。

席へつくや、早速からまれる。
もちろんキックボード旅の話をし、一気に店内全員で盛り上がる。

いい。
この他人同士が触れ合える感じ。
こういうのって、お店の雰囲気だけでなく、店員さんの気配りとか、それを好んで集まるお客さんがいてこそ成り立つものである。

その後も、陽気な家族連れなんかも入ったりしながら、いっそう盛り上がる。


翌日も、前夜の盛り上がりに期待しつつ、違うお店「まるもん」へ。
カウンターには若い店員さんがいて、店員さんと思いっきり仲良しだとわかる女性が2人で盛り上がっている。

これはハズレか?
などと思い、30分ほどひとり酒を飲む。
あとひと口残っているビールを空けたら、別のお店にでも行こう。

と思ってたところに、1人の男性が入ってくる。
僕よりは年上だろうが、そんなに離れてもいないだろうし、何なら同年代かもくらいのお年頃の方だ。

また、隣りにいた女性も席を立ち、じきに自然と3人での話し合いとなった。
ちなみにこの男性は千葉の方で、山形にどっぷりハマっているとのこと。
週末に1泊2日で訪れているそうだが、年に10回くらいは訪れるというのだから驚き。
やはり旅人って、個性豊かで面白い。

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この2軒をまわって感じたことは、この酒田という街の人は話の口調も展開が早いということ。
下手したら、大阪も負けてしまいそうなほど。
聞いてみると、ここはかつて商人の町だったそうで、その遺伝子が受け継がれているらしい。

地理や歴史には学生時代から弱かったが、こうして肌で感じて学べるということは、旅の何よりの醍醐味である。

キックボード東北旅~出会い編2~

旅人との出会いで印象的だったのが、もう1つある。


【お祭りハイカー】
暑さと疲労のピークを迎え、道の駅の休憩所で足を休めた。
すると、そこにはひときわ目立つのぼりと、いくつかの荷物が置かれている。
ここら界隈の、お祭り用の小道具が置かれているのかな?とはじめは思った。
しかし、のぼりに書かれた「ヒッチハイク」という文字から、そうではないことを感じ取れた。

疲労が激しく椅子で横たわっていると、その荷物に向かってひとりの男がやって来た。
そのときは横目で見る程度が精一杯だったのだが、そのいでたちに興味を注がずにはいられなかった。
はっぴ姿に雪駄、頭にねじりはちまき、手には提灯。
もしかして、芸人なんかがロケでもしているのか?
しかし、取材クルーらしきものはなく、単独でいるらしい。

体力が回復して外へ出ると、まだその彼がいたので、迷わず話しかける。
すると向こうのほうも僕の姿に興味津々だったらしく、逆に質問をされてしまう。
そうか、僕もはたから見たら珍しい姿だったのか。

お互いの興味をぶつけつつ、情報交換をした。
彼は埼玉からやって来て、ねぶた祭りをはじめ東北のいろんなお祭りを、ヒッチハイクで旅しているという。
なるほど、衣装と提灯はお祭りのためのものだったか。
のぼりも近くで見ると、業者に注文したものではなく、釣り竿などを利用して手作りしていることがわかる。

ここまでがっちりコンセプトを固めた旅は、すばらしい!
今まで何人もの旅人を見つけたが、トップクラスの個性である。
会話もしっかりしていて、旅の途中でも内気になりがちな僕は、ぜひとも見習いたいところである。

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キックボード東北旅~出会い編1~

旅の余韻があるうちに、小出しにでも思い出を書き綴っておこうと思う。

今回の旅で、1つ今までと違うことがある。
それは、人とのふれあいの数。
すれ違いざま声をかけられることはたまにあったが、がっつり時間をとって話すということは今まで少なかった。


【アレックス】
はじめに出会ったのが、アレックスという28歳のフランス人だ。
後ろから声をかけてきた彼は、自転車で沖縄から北上し日本を縦断しているという、なかなかの猛者。
一応日本には旅行で来ているということなのだが、日本語の語学勉強や農家での居候体験なんかも経ており、なかなか日本語が達者。

僕からすれば十分魅力的な彼だが、僕に対して「クレイジー」「リスペクト」と、キックボード旅に対して賞賛の声を浴びせてくれる。
一度お別れをしたのだが、すぐさま待ち伏せしてくれて「いっしょにランチしませんか?」ということになった。

おそらく旅の途中で、ランチを他の人ととるというのは、はじめてだ。
まあ、ランチといっても周辺に何もない場所だったので、コンビニで座り込んでなのだが。
お互いの自己紹介から始まり、旅のことやら恋愛観といったことまで、いろいろと話せた。

あとは「日本の道はきれいだ」という話もしていた。
フランスでは田舎の道は未舗装なのだそうだ。
最後に交わした固い握手は、今でも両手が覚えている。


よく「音楽に国境はない」なんて言葉を聞くが、音楽だけに限らず、趣味というものに国境なんてないんだなと感じた。

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情熱!東北地方

無事戻りました。
昨日の夕方に、久しぶりに大阪の地に戻りました。

キックボードで新潟から秋田まで、しっかり走りきりました。
厳密には、もっと青森寄りの場所が目的地だったけれど、40キロほど手前でゴール。

原因は台風。
台風といっても僕のいたところでは温帯低気圧に変わった。
こいつのせいで、1日足止めを食らった。
ただ、その足止めを決断できたおかげで、走っている途中に雨に当たらなかったのは何よりありがたいことだ。

国道ではなく、あえて海沿いのルートを走った今回の旅。
地図を見ても観光地は少なく、変化もない単調なものになるんじゃないかな、という不安が出発前にあった。
それが旅を終われば、やはりそうはならない。
特に今回は、人との触れ合いが多かった。

あと東北の人は、実に人情的で社交的で、熱い情熱を感じた。
このあたりは、また別途詳しく書きたいな。


そんなこんなで、旅の余韻にひたりながら夏を乗り切ろうと思う。
今度こそは、早めにWebサイトを更新したいな。

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ナツタイフウ、ナツトウホク

しばらく旅に出ます。
さがさないでください。

GWの続きで、新潟から山形→秋田と北上します。
もちろんキックボードです。

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悩みごとは1つ。
ええ、言わずもがなですわ。

台風5号
なんでこんな時期に!
しかもなんで東北方面に!
直撃しなくとも、台風の影響で前線どうこうとかで、大雨降ったりするからね。
げんに、今回走るルートの一部は、前回大雨で打撃を受けていたし。

それはさておき。
今回は1日あたりの走行距離が、全体的にやや少なめ。
遠慮しているのではなく、全体的に宿が少ないため、ちょうどいい距離に宿がとれないのだ。
距離が短すぎて、変に時間がムダになったりしなければいいのだが。

旅の前日は、何かしら不安がつのるな。
とにかくムリだけはせず、しっかり楽しんでこよう!