土曜日、地元の病院でのお話。
台風前日の悪天候もあってか、客はまばら。
すぐさま診察は終わり、あとはお会計待ち。
そこで事件が起きた。
受付の向こうが騒がしい。
小さな病院なので、その原因は筒抜けだ。
どうやら、PCの調子が悪くなったらしい。
事務員さん4人が総出で対処し、サポートに電話をかけるも、なかなか解決せず。
しまいにドクターもやって来たが、ドクターも高齢でPCのことがよくわからないらしく、難儀している。
そうこうしているうちに、次々と客がやって来る。
しかしPCが動かないことには、受付がうまくまわらない。
5分ほどしても解決せず、しまいに電話サポートの話すら理解できない状態になっている。
行くしかない。
「見ましょか?」と声をかけ、受付へと入る。
解決にかかった時間、ほんの5秒ほど。
へへん、どんなもんだい。
という自慢をしたいのではなく、いくつか思ったことがある。
PCの知識って、こんなに浸透していないものか。
これだけ家庭に普及していながら、5人も6人もいる医療現場で、使える人がいないというのは驚きである。
ちなみに原因は、「ディスプレイの電源がオフになっていた」という単純なもの。
サポート、適当すぎるやろ。
「パソコンが急に真っ暗になった」というトラブル発生時の会話から、すぐにディスプレイの電源が気になった。
これは僕のパソコンスキルがどうこうではなく、普通にパソコン使っている人なら、まず怪しむところだろう。
そこをサポートできず、プロとしてどうなんだろう。
まぁ、電話している側が現状をうまく伝えられていなかったのかも知れないが。
受付に入ってええのん?
受付には多くの個人情報があり、薬もたくさんある。
一般人を入れてはいけない領域じゃないのかな?
げんに僕がなかなか声をあげれなかったのも、この背景を気にしていたからだ。
最後に、運が良かったというか。
パソコンがWindowsではなくLinuxで、しかもキーボードが特殊。
原因が単純だったからよかったものの、何らかの操作が必要になっていれば、でしゃばっただけで恥をかいていただろう。