キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

再会、天、極上空間

持論というよりは、一般論かも知れないが。
飲食店の価値は、「味」と「人」で決まる。
「味」はいわずもがなだが、「人」は店員もだが、いっしょに飲む相手やその客層も踏まえてである。

それに気づかせてくれたお店に行ったのは、そのお店を共に見つけた仲間。
かつてはよく飲み歩いていたのに、会うのは3年ぶりだろうか?


というわけで、木曜日は唯一の行き付けのお店「天」へと足を運んだ。
前述のとおり、本当に久しぶりの再会となる仲間、マッキーナと話をするのが目的である。
今までフツーに会っていたのに、顔を合わせるや、照れ笑いがこみ上げてくる。

乾杯した後は、当然ながらお互いの近況報告。
会わなかった期間は長いのか短いのかわからないが、お互いいろんな変化があり、つくづく時の流れというものを感じる。
平凡に生きているつもりでも、けっこう自身も非凡だなということにも気づく。

話がじゅうぶんアテになるのだが、もちろん出される料理も、最高のアテ。
注文をしなくとも、食べるペースにあわせて出てくるものは、本当に「アタリ」のみ。
飲みの場では比較的がっつくほうだが、ひと口ずつゆっくり味わうのも、本当にこのお店だけではないだろうか。

そんな最高の料理をふるまってくれる店主もちょいちょい話に入ってきてくれるのだが、これまたいろんな変化もあり。
本当に何と言うか、照れくさい表現だが、「オトナやってるなぁ」と実感する。

話の中で、今やからこそ言いますけど、的な話題も。
僕としては隠しとおしていたつもりのことが、実はバレッバレだったとか。
いやぁ、女性の洞察力というものは、本当にすごいというか、あなどれないというか。

あと、愚痴やら相談やらも話した。
ただ同調だけで済まされるのではなく、しっかり僕の悪いところは指摘してくれるし、分析もしてくれる。
僕という個体をしっかり認識してくれていることや、そこに正面から向き合ってくれていることを、強く感じる。


ちょっと難しいことを書いてしまったが、終始笑いっぱなしな雰囲気で、心の底から楽しめた。
その中で、上記にあった「深み」も感じられ、実に有意義な時間を過ごせた。
本当にありがとう!

自分が「孤独」ではないことが、痛感できた夜だった。
そして、生まれてはじめて会社をズル休みしようかと思うほど、激しい二日酔いの朝だった。