キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

なつかしくって京都競馬

何の気まぐれか、競馬に行きたくなった。
賭場はたま~に、何かしら行くことがある。
が、家からいちばん近い京都競馬場に行くのは、何年ぶりだろうか。

高校時代は、悪友JJ(仮称)と、足しげくかよったものだ。
はたまた、大学以降は、父親ともよく来た。
そんな思い出が頭をめぐる、土曜日の朝。


駅につくや、以前の面影がさっぱりなくなった、きれいな駅舎に驚く。
さらに歩くと、場内までの距離が短くなっていることに驚く。

というかこれ、駅の場所自体、変わってますよね?
ここまで様変わりされると、まるで別の場所に来たような感覚に襲われてしまう。


で、レース。
全部で12レースあったのだが、すべて参加した。

やっぱり、面白い。
新聞のデータを見て、出走前の馬を見て、頭の中でぐるぐると、自分なりにストーリーを思い描く感じが楽しい。
言うなれば、ヒーローや怪獣のおもちゃを並べ、自分の世界で楽しんでいたころの、幼少期の感覚に似ているのではないだろうか。

結果は、マイナス940円と、ちょい負け。
しかし、12レース中、5レース的中しているのだから、満足ではある。
競馬を知っている方ならお気づきのとおり、本命狙いの固~い買い方ばかりしているのだ。

稼ぐのではなく、あくまで楽しむというのが、僕なりの遊び方である。
だって、勝てるわけないもん。


さて、競馬が終わってからは、あえて昔の駅舎までの道を歩く。
かつて、いくつもの飲み屋と予想屋が並ぶ街道も、銀行などが並ぶしょうもない道へとなってしまった。
飲み屋なんて、1軒しかない。
住民としてはありがたい話なのだろうが、あの独特な小汚さが楽しかったのに。

で、昔の駅舎は、まるっきり跡形もなくなり、高架の下敷きになってしまったようだ。
唯一の面影としては、駅前にあった小さな商店街と、そこにある1個40円のコロッケ屋が健在であること。
古い油で揚げられつつも、40円にしてはしっかりとした味で、こいつをつまみにビール飲んで家に帰ったっけ。

他に、近所の神社を参拝するなど、1時間ほどブラブラと散策して帰宅。
今まで来たことなかった風景も見られて、ちょっとした旅行気分も味わえた。

出不精になりがちなこの時期、たまにはこうした「昔ハマったもの」で遊ぶというのも、いいものである。