キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

リトル沖縄ツーリング&散策 ~その2~

大正区で沖縄料理に舌鼓を打ち、バイクで駅前から移動した、つづき。

 


到着したのは「平尾本通商店街」。
アーケードの両側には店舗が並ぶが、残念ながら多くがシャッターをおろしている。
しかしいずれも昔ながらの建物だとわかるし、チェーン店もコンビニもない、地域に根ざしたレトロな雰囲気は、商店街マニアとしてはたまらない。

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開いているお店をのぞくと、ところどころで沖縄の食材や物品が並ぶ。
どうやらこの商店街の界隈が、もっとも沖縄の血筋の方が多いそうな。
お店の人もめちゃくちゃやさしく、商品を買わなくとも「またきてくれたらいいよ~」とやさしく微笑んでくれる。
人当たりという意味では大阪の商品も同じと思われるところだが、何というか、いい意味で商売っ気がないというのか。


商店街の奥へ向かい、商店へ寄る。
ここもがっつり沖縄のモノがたくさんあるのだが、沖縄の魚だのミミガー(未調理)だの、よりディープな食材なんかが置かれている。
そして値段も、都会にたまにある臨時物産展よりはるかに安い。


お店で買ったサーターアンダギーをかじりながら、商店街のまわりも歩く。
残念ながら沖縄らしきものは見当たらない。
しいて言えば、表札を見ると沖縄っぽい名字がやたら多いということが確認できた。

 

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再び大正駅前に戻り、駅周辺を散策することに。
高架沿いに西へ進むと、沖縄料理ではない居酒屋の多さに驚く。
京セラドームというスポットはあるものの、それ以外でわざわざ大正に飲みに出るという印象はなかっただけに、意外であった。


高架から川沿いの道へと進もうとした矢先、やけに存在感を放つ物体を見つける。
郵便ポストよりやや背が低く、錆びた筐体には「水圧計」とある。
こんなレトロなものが、説明板があるわけでなく当然のように置かれている姿が、おっさん2人の心をビシビシと刺激する。

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さらに進むと、海沿いに建物が並ぶ。
壁の色がど派手だったり、扉の持ち手が民芸品のような形だったりするのだが、果たしてこれが飲食店なのか、飲食店であっても営業しているのかがわからない。
少なくとも、かつては一連の建物が飲み屋だったのだろう雰囲気がある。


その中で1軒、表に自衛隊風に装飾された現役のオフロードバイクと、中ががっつりバースタイルのお店を発見。
しかもお店の裏手、つまり川沿いにも飲めるスペースが設けられている。
めっちゃ気になる!
やはり少なからず、この場所は飲み屋としての機能は果たしているようだ。

 


そこ以降は工場と民家のようだったので、引き返す。
引き返しぎわ、民家界隈を少し散策したが、昔の診療所跡があったり、やけにレトロな家が点在していることにまた興奮。
大阪市内だというのに、何だかやけに刺激の多い街である。

 


もうちょっとつづく。