日の出前の起床は、この季節には苦痛なものである。
しかし、その後に楽しみが待っているのであれば、話は別。
朝早くにあつし君と合流し、北へ北へと車で向かう。
琵琶湖の北側に位置する、余呉へ。
自転車で行ける範囲なので、比較的「近く」というイメージがある。
が、余呉は村が埋まるほどの、大雪。
そんな余呉にあるスキー場「YAP」へと行ってきた。
はじめて来るゲレンデである。
全体的に広くはなく、何より空いているのがうれしい。
天候は、残念なことに終日雪が降り続いていた。
常にガスがかっていて、ただでさえコースを知らないのに、ルートがぜんぜんわからなくなった。
雪は、やわらかめ。
しっかりエッジがきいてくれるので、滑りやすい。
しかし、圧雪がかかっていない箇所が多く、僕のショートスキーでは滑走が困難。
埋もれてはもがき、はたから見たらただの「雪遊び」である。
残念なところは、従業員さんたち。
例えば、リフトの乗り場。
普通は、足元が滑らないよう雪を足したりするが、作業が徹底されていないのだろう。
足元の雪をがっさりはき出してくれるので、ツルツルに滑る!
そのせいで、何度となくリフトが止まっていた。
はたまた、食堂。
そないメニューが多いわけでないのに、やたら待たされる。
揚げ物以外は目の前で調理しているのだが、人との連携が、ぜんぜんできていない。
役割分担とかちゃんと徹底すれば、牛丼一杯に1分も2分もかからんと思うのに。
個人的な、滑走の感想。
年々感じることであるが、自分の理想としている滑りが、なかなかできないでいる。
はたから見たら「よう滑れてるやん」と思われがちだが、もっと前へ重心をかけるとか、ターン時の加重・抜重を極端にやるとか、自分なりの理想があるのだ。
あと、持ち物を全体的に変えなければならない。
ベルトの切れたウェア、スポンジが7割方取れたゴーグル、防水率がまったくないグローブ、インナーがボロボロ・フィット感ゼロのブーツ。
安いものではないので、シーズンオフ時のバーゲンセールにまとめ買いしたいが・・・
それだと今シーズン、滑れないではないか!
ということで、筋肉痛の影響もほとんどなく、楽しませていただきました。
YAP、スノボ派で、短距離フリーラン・初級トリック・オフピス好き、かつ食堂の粗相の数々に耐えうる心の広い方には、オススメである。