キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キャンパー飲みと新ひとりバー~その2~

会社の人と飲み明かした、つづき。

 


帰りはJRの乗り継ぎで帰れるはずなのに、気がつけば京阪電車に乗っていた。
枚方まで行き、そこでタクシーを拾う。
もちろん向かったのは地元・交野だが、家の近所ではなく、交野市駅前。


地元のバーで飲もう、という魂胆である。
胃腸は悪いくせに、ちょっと飲み足りなさを感じたのだ。


ただ、行きつけの「BAR Loose」は昨年お店を閉めている。
もう1つのバー「アルジェント」でもいいのだが、ちょっと明るすぎるし、若者がうるさいってこともしばしば。
そうなったときに頭をよぎったのは、昨年できたという噂を聞いていた、もう1軒のバーだ。

 


お店の表に灯りがなく、恐る恐る入ってみると、ちゃんと開店はしていた。
カウンターで8席ほど、テーブル4人がけが2つほどで、広くもなく狭くもない。
カウンターの向こうには店員が1名のみ。
客は僕の左に1人と、奥のテーブルとカウンターに何人かが群がっている。
僕以外の人間がみんな顔見知りらしく、一丸となって盛り上がっている。


あ、アウェイ・・・
孤独感はある程度覚悟していたが、疎外感というのは実に居心地が悪い。
飲みかけのラフロイグを放ってお店を出ようかな、としたところで、左の人が話しかけてくれた。
あまりじっくり見ていなかったが、その人は僕と近しい年頃で、他は若い。
聞くと、その人以外の客および店員さんはみんな同期で、何と20歳!
しかも店員さんは、昼は学生だというのと、他に店員はおらず1人で切り盛りしているということが驚きだ。


横の人とマスターと3人で、しばらく談笑する。
そう、こういう雰囲気を味わうためにバーへ来ているのだ。


しいて言うなら、店員さんも僕が孤立している時点で話しかける気遣いがあったら、バーテンとしてレベルアップするのになあ。
20歳だから仕方がない、と片付けたいところだが、1杯1,000円を超えるお酒を提供している以上、そこはやはり要求したいところだ。

 


何だかんだで、午前2時半ごろにお店を出た。
新しいアジトが見つかった・・・といいたいところだが、お店が内輪のたまり場みたいになっていては、そうもいかない。
もう一度トライしてみて、真価を試すしかない。