最近の予定のない週末は、主に山にこもる。
というとアウトドアを満喫してるっぽいが、そんなカッコいいものではない。
昨年秋ごろ購入した、エアガンを撃ちに行っているのだ。
エアガンを撃つといっても、意外に場所が難しい。
モノがモノだけに、人目に触れるわけにはいかない。
そのため人目を忍ぶ場所を探さないといけないのだが、これがなかなか難しい。
山手に向かったとしても、農地であったり、ハイキングコースであったりと、ちょうどいい場所がない。
いつも無理やり場所を見つけては試打するが、むしろたまたま運よく人が通らなかったであろう場所なので、毎回通えるという定番スポットがない。
いつもはバイクで行くのだが、今日は車で向かう。
最近あまり動かしてなくて、バッテリー上がりが怖いためだ。
目星をつけていたのは、京都でも比較的うちから近い山。
4か月前、手にびっしょり汗を書きながら攻めた、細い細い林道の近くである。
もちろんあの恐ろしい林道に二度と行くつもりはないが、林道近くならどこか穴場はあるだろう、という考えである。
さて、以前行った林道の入口より少し手前に、左手に曲がる道がある。
とりあえず行ってみると、その先は林道となっている。
しかし比較的道はフラットで、以前よりかなり安心感がある。
車1台分の道幅が続いたのだが、左手に車がじゅうぶん停められるスペースがあり、そのすぐ脇に川が流れている。
車通りもまったくないし、川のほとりへ行けば体も隠れる。
ここだ!
川のせせらぎと鳥の声しかしない、癒やしの空間に腰を降ろし、銃を準備する。
ちなみに、つい先日もう一丁銃を購入したので、それを使いこなすべく試打を主な目的としていた。
しかし、まさかまさかの忘れ物!
銃は持ってきたのですが、マガジンという球をこめる部品を忘れてしまった。
仕方なく、残りの2丁を使うことに。
短期間で何丁も買っているが、すべてメルカリやヤフオクで格安のものを探している。
定価でバカ買いなんてとてもできないからね、貧乏性やから。
それにしても、本当に人通りがなく静かなところだ。
銃はなしにしても、夏場とか川に足をつけながら、避暑を楽しむのもいいかも知れない。
1時間ほど撃ち、満足したので退散。
来た道を戻るにはまだ時間がたっぷりあるので、林道を進むことに。
依然走りやすい道が続き、ジムニー買ってよかった、と今さらながら感じる。
しかし、なかなか終わりの見えない道に、徐々に不安を感じ始める。
そんなことは決してないが、もしかするとこの道がえんえん続くのではないか、という心理状況になる。
と思っているうちに、今度は道がガレてきて、深いワダチがいくつか登場。
ハマってしまっては、ひとりではリカバリーが大変だ。
ここにきて、急激に恐怖心が大きくなる。
そこから道が細くなり、まさに2月の再来である。
もちろん林道はえんえんには続かず、ようやく舗装路へ出た。
いやはや、楽しくはあったが、林道を攻めるのはもっと下調べできたところに限定したほうがいいな。