キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

なつかしくって東京

過去の日記を読み返すなんて、あまりしないのだが。
7年前の日記を、さらっと読み返している次第である。

何をしていたかといえば、まさかの東京生活をしていたとき。
仕事で「1か月だけ」とダマされ、10か月間続いた、東京生活である。

もうね、さっきから涙が出そうである。
あれだけ「キライじゃ!」となげいていた東京生活が、今になって思い出し、こんなにも輝いていたなんて。

ほとんど友だちがいない状態で東京に繰り出され、期間限定だと割り切っていた、序盤。
ひとりで、賭場めぐりやら、温泉めぐりなど、週末ごとに趣味を堪能していた。
それが、滞在延期が決まるや、mixiのコミュニティ「葛西で飲もう!」に参加して、週に3回や4回の飲み会。
ここでの活動が、東京生活の大半を占め、孤独感から解放してくれた。

という程度の認識だったが、まだまだそんなものではない。
1つひとつ文章でふり返ると、1時間や2時間では、とても書ききれない。
先ほど見た日記の、キーワードを並べるだけでも、なかなかの数である。
モトクロス、ベルギービール、とり鉄、ひとりカラオケ、芋煮会、ホクロ、神楽坂、ハッスル、東京見物もろもろ。

えげつなく凝縮された10か月を、ここまで印象的に楽しく過ごせたのも、ひとえに「人」でございます。
いろ~んな人の結びつきがあり、好意があってこそ、そこで楽しめる自分がおったな、と。
昨日の話と少しかぶるが、やはり人と人との輪ってのが大事やな、とつくづく思う。
って、最近ちょっと、新興宗教じみた発言が多いな、違いますからねっ!


そもそも、なぜ東京時代の日記を読み返したかといえば、今週末に仕事で東京へ行くためだ。
東京に住んでいた過去はあれど、その実感が薄れていたため、思い出すためにも読み返した次第である。

久しぶりに、葛西に行ったりしたいなぁ。
でも、あのころのメンバーは散り散りになっているし、そもそも連絡とっているヤツもいない。
おとなしく、東京で唯一の「聖地」である、上野あたりをブラつくだろうけれど。