キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

船上ドランカー

ぽんぽん船に乗り、牡蠣をつまみに、昼から酒を浴びる。
何とも優雅で、オッサンくさいたしなみだろうか。
そんな非・日常的なことを、まさか大阪で体験できるとは。

日曜日は昼から、阿波座であつしくんと合流。
向かった先は、川のほとりにある、船着場。
そこにひっそりと、1軒の小屋がある。

これこそ、「かき小屋本舗 牡蠣舟」。
小屋といっても、足場はしっかり川に浮いており、舟に乗船しているかのよう。

小屋に入るとすぐ左手に、3種類の牡蠣をはじめ、魚介類が並んでいる。
これらをセルフ方式でとって、テーブルに用意された炭火で焼く、というスタイルである。

ビールを注文して、「ジョッキどうぞ」と渡されたものは、プラスチックのカップ。
ううむ、まるでBBQのようなノリにも感じる。
というのは当然で、そもそもこのお店の母体は、「バーベキュー便」という、BBQを出張して手配する業者なのである。

そういえば今年は、日生の牡蠣を食べずじまいだったなぁ。
などと思いつつも、こんなところで食べられることに感謝。
軍手を片手に、殻ごと牡蠣を焼いては、殻をほじくり身を食べる。
身がプリプリしていて、うまいに決まっている。

さらに牡蠣の酒蒸しや、牡蠣をバジル風にしたホイル焼きなど、次から次へとビールにあう食材をいただく。

途中、アオちゃん(仮称)とも合流し、ますます話に花が咲きつつ、ビールもガンガン進む。
時おり、横を舟が通るたびに小屋がゆれるあたりも、オツなもの。
仕事のことやらプライベートのことやら、久しぶりに会った男同士の話は尽きることなく、結局4時間も飲み続けていた。


3月いっぱいまでの期間限定で、夜は食べ放題なんかもやっているらしい。
小屋内は意外に暑く、人もそんなに混雑はしない。
ここはなかなかの穴場であり、たまにはロケーションを変えて飲みたいという人には、強くオススメしたい。