キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

至極のノリ

ひとことでいえば、密度。
これほどまでに凝縮されたものは、はじめてである。

それは、親戚からいただいた味のり。
「大野海苔」という、今まで聞いたことのないもの。

手にとるだけで、その味のりの固さに驚く。
通常の味のりに比べ、純粋に2倍は厚さがあるのではなかろうか。

口に含むと、塩気を帯びた濃厚なのりの味がが口の中を広がる。
かむごとに、パリッと確かな歯ごたえ。
急いで口につっこむと、唇や舌が切れてしまうのではないか、と思えるほどである。
というか、実際舌を軽く傷つけてしまった。

これを気に入ったのは、母親も同様。
「箱買いしたれ!」という命令のなか、48枚入り368円のこいつを、29個購入した。
本来なら500円前後するらしく、なかなかトクした気分まで味わえる。

といいつつ、一枚食べるともう一枚、また一枚・・・と、止まらなくなってしまう。
げんに、商品が到着した初日に、1個48枚入りをすべて平らげてしまったのだ。

ただでさえ食欲が抑えがたいこの季節に、とんでもないパンドラの箱を開いてしまったものだ。