キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

凱旋!18きっぷ旅(2日目)

昨日の続き。電車旅2日目の模様。 【9:00】朝一番で、宇和島の観光地へ。はじめに寄ったのは、「多賀神社」。ここには、「凸凹神堂」と呼ばれる資料館がある。勘のよい人は、名前を聞いただけで何の資料かは、おわかりいただけただろう。「陽と陰に関する東洋一の研究道場」ともうたっている。そう、性についてのものである。3階建ての建物には、まぁ見事な点数の資料が、これでもかというほど集められている。絵や写真はもちろん、いわゆるご神体と呼ばれるものから道具まで、さまざまなものがある。日本のものだけでなく、世界各国のものが揃っていることが、驚き。一般的に、「秘宝館」と呼ばれるものは、どちらかといえばエロスに特化したものが多い。オーナーがわざわざ手作りでオブジェを作ったりして。しかしここは、あくまで本当にマジメに性についての文献を、これでもかというほど大量に集められているのだ。冷やかし半分でやって来た割には、途中からはエロスの気持ちが純粋な好奇心へと変わっていた。2時間しかまわれなかったのが、非常に残念である。資料ごとの説明文などを本気で読み進めば、1日かけてもまわりきれたものではない。 【11:30】宇和島界隈の海岸を、2時間かけてのクルージング。外へは出られないまでも、窓からはばっちりと景色が眺められる。半島にある、幾重にも形作られた段々畑が印象的である。しかし、そこからはあまりがっつり目新しいものがない。というのも、もともとは島や半島をつなぐ定期船を、観光客にも楽しんでもらうようにした感じのものである。ついつい、1時間ほどがっつり寝てしまった。 【13:30】昼食は、太刀魚定食。太刀魚を棒に巻いた形状が印象的。ふだん食べている太刀魚よりも味がしっかりしており、うまい!【21:00】かなりの長時間電車に乗り、高知へ移動。到着するなり、向かったのは銭湯。駅から歩いてすぐだというのに、「愛宕湯」は昔ながらの内装のまま、時代に流されず営業している。銭湯というのは、本当にタイムスリップした感覚となり、ただただなつかしさが心を打つ。【23:00】夜行バスに乗り、大阪へ。という感じで、ぜいたくなのか貧乏なのかわからない旅は、終了。自転車やキックボードでなくても、こういう旅というのも、おもしろいものである。