コロナ発症から5日が経った。
熱はおとといあたりから下がったので、布団から出て活動することができる。
しかし頭はまだクラクラするし、ノドが痛くたまにセキが出て、完調とはいえない。
快方に向かっているなあと思っていたら、ついにやって来た!
ない!
味がない!
朝食の味がまったくしない。
5日目にして、ついにこの症状が出やがったか。
味がしないといっても、辛さや苦さは感じられる。
なので味覚というより、嗅覚がバカになっているという感じである。
まあ、そもそもコロナになってからは、おかゆとうどんしか食べていないので、現状はそう大きな障害ではない。
そもそも食欲がないっていうことのほうが、心配である。
そしてもう1つの心配ごと。
同居人の母が、朝から発熱を訴えてきた。
やはりうつったか……
これでもかというくらい自分の部屋に隔離されていて、直接対面しての会話はしていない。
お手本のような感染対策を施しているにもかかわらず、うつってしまった。
そりゃあね、潜伏期間というものがあるので、僕が症状を発症する前にうつっていたのなら防ぎようがない。
一応病院に電話しまくったようだが、まだ微熱段階だからということで診察を断られたらしい。
ええっ、そんなんでええのん?
「少しでも症状があれば医療機関を」みたいな感じで言われてなかったっけ?
たまたまその病院がバカなだけだったらいいのだが、市内でコロナの診療を受け付けている5病院ほどすべてかけて、他の病院は検査キットが不足しているという理由で断られたらしい。
何だかどの病院も、結局コロナ患者を遠ざけているだけでは……とつい考えてしまう。
何より心配なのは、母が高齢者ということだ。
重症化してしまっては、えらいことである。
陽性が確定していない現在は隔離生活を続けているので、その間に急に症状悪化なんてしたら、気づきようがない。
一応母は5回もワクチンを打っているので、軽症で済むはずであるが。
というか、5回打ってもコロナに感染するんか?
最近はワクチンの有効性についての疑念が強まっていたが、今回の件で完全に信用がなくなってしまいそうだ。
病気にかかったら、もっとゆっくり過ごせるものじゃなかったっけ?
何かと心の落ち着かない日々が続くのはなぜだろうか。