先日、何気なくテレビをつけると、芸人へのドッキリ番組をやっていた。
お宅訪問ロケをしたら、そこの高齢の家主がオニババだった、というもの。
まあそのシチュエーションもひどいのだが、個人的には開始1分もしないうちに興ざめしてしまった。
それは、その仕掛け人である家主の話し方。
はっきりセリフは覚えていないのだが、「ひとりで暮らしてるんじゃ」みたいな話し方をしている。
「じゃ」、って言う？
少なくとも、高齢者で語尾に「じゃ」をつけているって、マンガ以外で聞いたことがない。
関東の高齢者は使うのか？
と思うが、ドラマとかでも聞いたことがない。
調べてみると、どうやら「役割語」というもので、セリフだけでキャラの人物像を特定させるための言葉らしい。
フィクション、つまりマンガや小説で使われるものだそうだ。
つまり、これをドッキリで使う時点でもう、演者にネタをバラしているようなものだ。
いや、別に芸人ドッキリにヤラセや何やと今さら言うつもりはないけれども。
せめてもっと、ヤラセならヤラセなりにうまくやってほしい。
