キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

早春の悠久・紀伊半島一周ドライブ ~その1~

先日のブログのとおり、金曜日に有給をとって3連休で旅に出た。
行き先は紀伊半島、時計回りにぐるっと一周。
さすがにバイクは寒いので、車で行った。


事前にざっと調べたところ、大阪からだと日帰りで一周できるなんて情報もあった。
なので、ここはあえて下道で、できるだけ海沿いを走ることにした。

 


【1日目:出発】
朝一番に病院へ行き、終わった足でいざ旅へ!
午前9時半に出発して、ひたすら東へ進む。
連続した運転は1時間半、長くても2時間以内にしたいと思い、途中「伊賀SA」で休憩をとる。

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【大門商店街】
午前中は移動に費やし、正午ごろたどり着いたのは津市の「大門商店街」。
外見からしてレトロを醸している商店街である。
200mほどあるアーケードは天井がはがれかけ、店はほとんど閉まっている。

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また本通りの両側に、それどれ細い路地が延びている。
そのうちの南側は「ランタン通り」という名があり、多くのランタンが灯され薄暗い路地を灯している。
通り沿いには小さく新しい店舗が並び、どうやら若者向けの飲み屋街になっているらしい。
実に幻想的で、時間という概念を奪われる。
逆の北側は、昔ながらのスナックが並び、今も現役で営業している模様。

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一見して廃れた商店街がこうしてしっかり生きているというのが神秘的でいい。
ぜひともいつか、夜に訪問したいものである。

 


【めいふつ天むすの千寿】
さらにもう1箇所、近くにレトロ商店街があるはずだったのだが、残念ながらアーケードが解体されて、きれいな商店街になっていた。

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肩を落としつつ、商店街で昼食をいただこうと寄ったのが「めいふつ天むすの千寿」。
どうやら天むすというのが、津市の名物らしい。
名古屋のそれとは違い、おにぎりの中にえび天がにぎり込まれている。

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小ぶりな天むすが5個で750円、味噌汁が150円と、店内のメニュはそれだけ。
ひと口で1個いただくと、中からプリッとしたえびの食感を味わえる。
ただ、全体的に味が薄め。
天ぷら自体の味はうっすらであり、衣のサクサク感は皆無。
わざわざ米の中に入れる意味ある?というのが正直な感想である。
とはいいつつ、全体的においしくいただけたし、5個で少ないと思いきや意外に満腹になった。

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つづく。