先週日曜に十三で立ち飲みをしたが、それがちょっとクセになってしまったか。
昨日も、日曜だというのに、ついつい京橋で立ち飲みめぐりをしてしまった。
【まるしん】
1軒目は、京橋の大本命・まるしんさん。
いつも行っている山CHANのすぐ隣であり、山CHANのマスターの師匠にあたるところだ。
生大を頼むや、大将から「お兄ちゃん寒ないんか」と笑われる。
この何気ない言葉をふっかけてくれるところが、このお店の醍醐味である。
フードは、おすすめになっていた茶碗蒸し。
立ち飲みで茶碗蒸しとは珍しい。
ひと口食べると、魚介のダシが口の中に広がり、その後具材が入ってくる。
これは今まで食べた中でもトップクラスにうまい！
このお店は本当にダシが本格的である。
しばらくすると、再び大将から話しかけられ、「お兄ちゃん寒いやろ、これ食べ」と、かす汁をサービスでいただく。
サービスのよさも、このお店のいいところ。
ちなみにかす汁ってニガテなのだが、いただいてからそんなことは言えない。
で、食べてみるとこれが不思議といける！
かすの味はさておき、やはりそもそもダシの旨味がすごくて、クセになりそう。
注文したのは茶碗蒸しだけなのに、入店後すぐ天ぷらをサービスしてくれたりして、そこそこ食べた錯覚に陥ってしまう。
やはりこの店はいいなあ。
【力雅】
本当はめぐるというよりサクッと1軒だけで済まそうとも思っていたのだが、やはり1杯飲んで拍車がかかった。
行きたいお店が2軒あったのだが、いずれも満席だったり開店順次中だったりで行けず、さまよった末に寄ったのが「力雅」。
立ち飲みストリートからちょっと商店街寄りにあるところで、今まで存在は知っていたが寄ったことのないお店である。
ホワイトボードにもメニューが書かれているが、カウンターにずらっとおばんざい風にアテが並んでいるのが特徴的。
お造りの盛り合わせが枡で出てくるというのも、いい演出。
4種類あって580円は安め。
全体的にアテの手作り感がよく、複数人でいろいろつまむと楽しいだろう。
【丸藤】
2軒目で帰ろうかとも思ったのだが、まあ時間もあったら行きますよ。
最後は「丸藤」へ。
ここは駅前近くにあり、20年ほど前に足繁く通ったお店である。
ここは本来、カウンターに串カツが並んでいて、どて焼き器があって、というのが特徴的だったのだが、それらが一新されていた。
串カツは完全オーダー制だし、どて焼きは鍋からすくうだけだし味噌が白くなっているし。
一応昔ながらのメニューは残っているが、さらにお造りやホルモンなど、メニューがめちゃくちゃ増えていてカオスな状態に。
ただ、店員さんはものすごくやさしい。
しかもビックリしたのが、若い女性店員がいる。
さらに昔のアニメが好きだそうで、ガンダムやらスラムダンクやら、僕ら世代にとってドンピシャなものを見ているらしい。
とんでもないオヤジキラーだ。
特に誰かと話すわけでないが、やはり立ち飲みの雰囲気って楽しい。
最近ちょっと飲みが続いているが、年内あと1回くらい飲み歩きできればいいな。
