キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

おくることば

6年間いっしょに仕事をした職場の後輩が、今日付けで退職をすることとなった。
今まで同じ職場の人が退職するというシーンはたくさんあったが、何だろう、いつになく感傷的になっている。


新しく入社してから、ずっと同じプロジェクトを担当していた。
そのためもあり、座席もずっと隣だった。
今でこそテレワーク等で会わない日が多くなったが、改めて考えるとそれまでは毎日ほぼ必ず顔は合わせていた。

 


仕事中は、たまに意見がぶつかることがあった。
原因はいろいろあるが、そもそも僕自身、何かしら仕事ではいっしょに働いている人とはよくぶつかりがちである。
最終的に、やはり立場上な部分なんかもあり、僕の意見を押し切ることになっていた。
もしかすると、もっと折衷するべきだったこともあっただろうし、僕が悪かったこともあったかもしれない。
そこを最終的にガマンを強いてしまったことは、謝りたかった。


仕事以外では、仲よく話をさせてもらった。
以前にもブログに書いたかもしれないが、たまに他部署の人と飲み会があったりしたが、それを誘ってくれたのは彼女である。
また、お恥ずかしながら僕の婚活の相談役にもなってくれて、女性としての意見をたくさんもらった。
その他、他愛ない雑談なんかもして、僕の変質的な旅の話なんかも笑顔で受け止めてくれた。
それらの感謝を、伝えたかった。

 


上記以外も含め、伝えたいことはいろいろあった。
出社前にも、何て言えばいいか、どう言えばいいのか、考えたりもした。
でも、いざ顔を合わすと、ついついいつもの雰囲気になってしまう。
また来週も普通に話ができるだろう、という感覚だ。


帰りの電車では、ひどく感傷的になった。
涙こそ出なかったが、お酒でも飲んでいたらきっと泣いていただろう。


大人ならもっと端的に確実に、気持ちは伝えるべきだったのだろうなあと反省をしている。
このブログでも、今の自分の感情がちゃんと表現できているのかもわからない。
ただただ、感傷的な気持ちだけが止まらないでいる。

 


あと最後、別れ際にこのブログを紹介した。
よくよく考えたら昨日、40男がこのタイミングで「YouTubeはじめる!」とか調子こいて書いたばかりだ。
それを先ほど思い出し、さっきから赤面が止まらないでいる。