日曜日は朝からジムニーの助手席を外し、社内の荷物をすべて降ろす。
バイク屋へ行き、BW'S100を乗せて帰るためだ。
ただ、ここにバイクが乗ることはない、という覚悟も決めていた。
バイク屋に到着するや、「廃車」の意志を伝える。
持って帰って次のバイクを買うときの下取り用になるかを尋ねると、バイク屋にもよるけど基本的にあまり期待はできないとのこと。
ガソリンが漏れている状態であちこち持ち運ぶ手間も考えて、ここは思い切ってこのお店で処分してもらうことを決めた。
その後、やはり感情が抑えきれずに、BW'S100の思い出をついつい店員さんに話してしまった。
それに対して、実に真摯に受け取ってくれた店員さんには本当に感謝。
ここでお別れを決断してよかったな、と心が落ち着いた。
そんなわけで、完全にセンチメンタルな状態になった。
改めて、BW'S100の思い出が頭を巡る。
購入したのは、2007年4月。
14年も乗ったことになる。
買ってはじめてアクセルをひねったときの、原チャリとは違った圧倒的パワーに驚いたことは昨日のころのように思い出せる。
BW'S100がきっかけで、mixiでボスに出会い、そのままモトクロスへの道にどっぷりハマった。
ツーリングにも、度々参加させていただいた。
仕事で東京へ行くことになったときは、東京に持って行っていっしょに東京生活を送った。
また、ようせき組さんとも出会い、BW'S100でモトクロスの大会に出て、雑誌にも掲載された。
現地で親友になったホクロ君とも、2人乗りして走ったっけ。
それ以外にもたくさんツーリングに出かけ、たくさん買い物に行き、今考えたら本当に生活に密接したパートナーであった。
これで感情移入しないのが、逆におかしいと思えるほど。
たくさんの出会いと思い出、本当にありがとう!