キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

真夜中の黒

眠る前には必ずトイレに入るのが、毎日のルーティーン。
昨夜も同じくトイレで用を済ませ、ドアを開けたときに、思わず固まった。
目の前の白い壁に、大きく黒いもの。


カブトムシ?
いやいやカナブンか?
などと脳内でいろんな妄想を繰り返していたのは、ほぼ正体を理解したうえでの現実逃避だろう。


ええそうです、ゴキブリです。
家で見るのは、実に久しぶりだ。


基本的に、ゴキブリには耐性がある。
これを読んでいる人の中で見た人もいるかもだが、職場や居酒屋では、自ら買って退治をするくらいである。
いい具合に人とズレていて、あまりゴキブリに抵抗がないのだ。


が、昨夜に関してはただならぬ恐ろしさを感じた。
おそらく、「今から寝る」という事実があるからだ。
寝ている間にゴキブリが口の中に入る、なんて話も聞いたことがあるし、口の中でなくとも体を這われるなんて、気持ち悪くてたまらない。


当然手ぶらだったので、下の階にゴキジェットを取りに行く。
で戻ると、姿がない。
これもまた恐怖。
部屋が3つあり、どこに入ったかすらわからないのだ。


そんなに長距離移動していないだろうという憶測と、暗い場所に隠れるという知識をもとに探すと、ドアの影に発見。
何とか退治できたからよかったが、あそこで見つからなかったらどうなっていたのか、今思い返すとぞっとする。


で、今は「1匹見たら30匹はいる」という定説が頭をよぎって、今のなお怖い・・・
ほんまゴキブリは平気やと思ってたのになぁ・・・