半日かけて道後温泉に到着し、ストリップ劇場の看板前に到着した、つづき。
すでに開演から1時間近く経っているのと、4,000円という入場料に躊躇(ちゅうちょ)しつつ、10分の葛藤の末、入ることにした。
一応弁明しておくと、決してエロスを求めて行ったわけではない。
あくまでネタになるなという気持ちと、年々潰れゆくストリップ劇場への廃退的なモノに対しての興味によるものである。
そもそもエロスを求めるなら、ストリップで満たされるほど若くはない、悲しいかな。
30人も入れないだろう座席には5人ほどの客がいて、広さも客入りも思っていたよりも小規模に感じた。
踊り子は計3人で、全行程が2時間半ほど。
1人ずつ演目が違うのだが、基本的な流れは同じ。
・演目の説明ナレーション
・演技(ヌードなし)
・演技(ヌードあり)
・お客さんとのご歓談(ポラロイド撮影、物販)
・もうひと踊り(ヌードあり)
時間としては、ヌードなしの演技の時間が圧倒的に長い。
で、これがなかなかいい。
いわゆる一人芝居で、ストーリーにちなんだ演技を行うのだが、表情も動作も思わず引き込まれてしまう。
照明や音声、スモークの演出も絶妙である。
「怪談ストリップ」というだけあり、ホラー要素がふんだんに取り入れられていて、エロスとの乖離もあって面白い。
まあ、ヌードの部分はアレですね。
基本的にモロ出ししておりまして。
「目を背けるのは逆に失礼」とどこかで聞いたことがあったので、しっかり凝視させていただいた。
でも、ずっと静止しているわけではないので、「あっ見えた」と思っても次の動作に移るため、正直あまりはっきりと拝むことはできない。
まあ、がっつりブログ1回分の尺を書くことになるとは。
エロスではなく、純粋にショーとして十分楽しめるなあと感じた。
踊り子さんのパフォーマンスに引き込まれて、本当に鳥肌が立った。
鳥肌、だけです。
つづく。