キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

駒川商店街めぐり ~その2~

1軒目の角打ちが大アタリで気分をよくした、つづき。

 


本通りと駅前からの通りが交差する場所のすぐ近くまで移動し、近くの「マスヤ石谷酒店」へ。
昔ながらの酒店で、商品の並ぶ棚に囲まれた状態でお酒をいただく。
スタンダードな角打ちスタイルである。
肴は基本的に乾き物や缶詰などで、ほとんどがセルフで、会計時に精算をする。


「立ち呑は十分以内にお願いします」と入口にある張り紙が気になるが、厳密に時間は気にされていない様子。
とはいえ、長居はよろしくないというお店の気持ちは汲み取り、ビール1本を飲み干したところでお店を出る。
こういう、通り過ぎ際にさくっと1杯飲むというのも、角打ちの本分なのかも知れない。

 

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ここからは、ひたすら歩き回り。
それほど商店街が長いということではなく、昼から空いている立ち飲み屋がないのだ。
立ち飲みにこだわらず座りで飲める店も数件あるのだが、チェーン店だったり、やたらきれいな店だったりで、なかなか入る気にならない。

 

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1時間以上さまよい、立ち寄ったお店は「寿し太郎」。
昔ながらの回転寿司屋で、レトロ感が漂う。
回転寿司といえば今やチェーン店の印象しかないが、昔はこんな小規模の回転寿司屋が大はやりしたのだ。


どうしてもチェーン店と比較した評価になってしまうが、メニューが少ないことは否めない。
しかし、ネタの鮮度はまったく遜色なく、ちゃんと職人がカウンターでにぎっているのでにぎり具合がよい。
昼過ぎという時間なのに、お客さんが途切れず来るというのも驚きだ。

 

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午後3時、この時間から開店する「立ち呑み処 文」へ。
開店したてだというのに、すでに4人客がいて、その後もぞろぞろとやって来る。
基本はおかみさんがひとりでまわしており、ちゃんと1人ずつ注文を聞いては段取りする。


とにかくメニューが豊富で、旬菜も揃う。
すぐ隣が定食屋なので、食材も揃えやすいのだろう。
天ぷらは注文を受けてから、粉から仕込むというこだわりが渋い。

 

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つづく。