キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

アイ・ウォント・アウト

秋のせいだろうか。
昨夜寝る前、がらにもなくシリアスな思考が頭をよぎった。


今、人生を楽しんでいるか?


プライベートではたまに飲みに行く仲間も複数いるし、アウトドアなども年に何度もやっているので、楽しんでいる。
一方仕事はといえば、正直「楽しんでいる!」と胸を張れたものではないと感じる。
まぁ具体的なこととか、細かな心境は書けないが、もろもろトータルしたら楽しんでいない。


学生時代や定年などを除くと、人生の大半は仕事をすることになる。
となれば、「人生が楽しい」=「仕事が楽しい」ということが理想ともいえる。

 


じゃあ、仕事を楽しむにはどうすればいい?
というか、どういう仕事が理想なの?


それを考えるうえで思い出すのが、幼少時代からの自分。


小学校のころは、漫画家になりたかった。
げんに当時は、とにかく絵を描くことが好きだったし、実際に漫画も描いていた。


中学校のころは、小説家になりたかった。
こちらも同様、小説のようなものをしこたま描いていた。


高校と大学は、プログラマーになりたかった。
プログラミングをがっつりしたわけではないが、当時あまり普及していなかったPCに多くの時間を費やした。


社会人になってからは、Webデザイナーになりたかった。
仕事をしながらも、Web関連の雑誌を毎月買ったり、個人のWebサイトを何度も作り変えたり、明け暮れた。

 


漫画家こそ仕事につながっていないものの、その他のものは何かしら現在につながっている。
やはり「好き」だからこそ継続できるし勉強できるし、結果として「楽しい」につながっている。

 


では現在の「好き」を、仕事につながらないだろうか?


現在好きなものといえば、キックボード旅。
もっと噛み砕いていえば、旅だし、アウトドアだし、自然に触れることだし。


これを仕事に結びつけるとなれば、何だろうか?
ツアーコンダクター?
旅行ライター?
アウトドア関連のインストラクター?
農家?

 


・・・というところで睡魔に襲われた。
いや、おそらく長考したところで結論が出ないと本能的に踏んだのだろう。


人生は一度きり、やりたいことをやろう!
なんてこと考えつつも、どこかで現状の安定にあぐらをかいていることを痛感する。


現実から脱出しようと思いながらも、結局そんな勇気もないくせに、理想ばかりを妄想してしまう。
それもきっと、秋のせいだろう。

 


Helloween - I Want Out (1988)