キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

夏の至福ひとり酒

胸騒ぎがした。
といえば大げさになってしまうけれど。


日曜日はバイクであちこち散歩していた。
夕方、まっすぐ家に帰ればいいものの、なぜだか1本道を外れてみたくなった。
その道の先には、神社がある。
たまには詣ってみようか。

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そんな気まぐれで寄った神社は、人でいっぱいだった。
ふだん地味にたたずむ神社にはたくさんの出店があり、拝殿前にはやぐらがある。
そうか、盆踊りか。
近所に住んでいながら、まったく知らなかった。

 

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というわけで、参拝がてら散策することにした。
そういえば、盆踊りなんていつぶりだろう?
昔はこれ以上にないイベントだとはしゃいでいたものだが、当然そこまでの興奮は起こらない。


しかし決してつまらないと感じるわけではない。
やぐらには音頭を生で歌う人がいて、その独特な節回しが妙に心地よい。
円陣を組んで、隣の人と話しながらも体に振りが染み付いていて条件反射的に踊っている高齢者や、その後ろで大人のマネをして踊る童たち。

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あとは屋台。
地元の神社なので、テキ屋というより青年団など地元民で運営しているのだろう、値段が安い!
300円のビールを片手に、100~200円のアテを適当につまみながら、盆踊りを眺める。
なるほど、これはこれで実に情緒あるひとり飲みではないか!
ひとりだから寂しいなんて感情は、1杯目のビールで見事に克服されるし。

 


最近は地元でいろいろ催し物があるみたいだし、孤独にへこたれず、ひとり酒をしに向かうのもいいかも知れない。

 


【追伸】
帰りはちゃんと、バイク押し歩いて帰りましたからね。
歩ける距離の神社ですからね。
あと、ひとり酒にこだわるつもりもないんで、地元民で「いっしょに飲んだる」という人も募集しているからね。