キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

無念年末と突発忘年会

10年以上も続いたのに。
途切れてしまうなんて、無念でならない。


毎年年末に大学の友人GORIと会うことが、今年は叶わなくなった。
1年まったく連絡とらないのに、年末の最終週くらいにいきなりどちらからともなく「で、どこ行く?」というやりとりが、例年楽しかったのに。
いつかこんな日が来るとは思っていたが、突然訪れてしまうとは。

 


そんなネガティブな知らせが来たのは、今月11日のゲリラBBQの途中。
本気で残念がっていた矢先、おとといの夜、突然GORIから電話がきた。
近くにいるので夕飯でも食べよう、とのお誘いである。
まさに夕食を食べた直後だったので、絶妙なタイミングの悪さに笑いつつ、15分後に合流。
ちなみに、日曜出勤の疲労はまったく拭い切れておらず、他の誘いだったら迷わず断っていただろう。


ご近所の中華料理屋へ入り、久しぶりに談笑。
相変わらず自虐的なGORIのトークは、面白い!
近況・昔話・変態トークと話題は尽きず、楽しい時間が流れる。


いつものノリだなと思いつつも、GORIの表情には疲れが露骨ににじみ出ている。
仕事中だからという体力的な疲労ではなく、むしろ心労といったところか。
さすがにプライベートなことなので書けないが、いろいろ苦労ごとがあるようで。
僕も似たような境遇で苦しんだことがあるので、痛く共感できることもたくさんある。
それでも、僕よりさらに辛い状況になっているということがあって、僕はただただ話を聞くだけで精一杯だ。


身を削ってでも人を笑わせるエンターテイメント性があり、昭和女性も叶わぬ気遣いができ、破天荒そうに見えて繊細な心を持つ、仲間として・人として魅力的な男である。
もっと幸せになっていいと思うんだけどな。

 


長いようで短いような2時間は過ぎ、お別れとなった。
年末に遊びに行くことができずとも、こうしてこの時期に顔を合わせてよかった。
「やっぱり年末いけるよ」というどんでん返しを期待しつつ、それが素直に手を叩いて喜べる状況でないパラドックスに、どう感じていいものか。


どちらにせよ、次回会うときは、お互いしあわせ自慢ができるようになりたいものである。