キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

転→職

5年ほど前だったか。
ある初対面の人から仕事のことを聞かれ、今の会社が3社目だと告げたとき、「多いな」と言われた。
そのときはどうでもなかったが、後々になって無性な違和感を覚えた。


多い?
終身雇用が崩壊されていると言われるこのご時世、30過ぎて転職の1つや2つ、やっているようなものでは。
げんに自分の友人もほとんど、少なからず1回は転職している。
そんなに「多い」と感じられるようなことかなあ。


もしその言葉に「忍耐力がない」とかそういう意味も踏まえていたなら、とんでもないことだ!
・・・と強く言い切りたいところだが、はじめての会社は10か月で辞めたからね~。
でも僕が辞めたころには、同期が10人くらい辞めるような、いわゆる「ブラック」だったからね~。
2社目は終盤の1~2年まったく仕事がない状態で机に座らされた後、未経験のSE業を強いられてブチ切れた。
何はともあれ、転職には忍耐や根気だけでは説明できない、さまざまな要因があるのだ。


そんな思い出がふと頭をよぎったのは、その初対面の人が所属していた会社をニュースで耳にしたからだ。
日本規模ならず、世界規模で大問題になっているそうで。
きっと転職した経験もないだろうに、まさか今から転職の危機に迫られて苦労するだろうな。


などなど、ちょろっと根性の悪い妄想をしてしまった。
心の底の底で根に持ってたんだろうなぁ、器小さいなぁ、俺。