キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

梅田立ち飲み行脚

雨天で旅が流れた、3連休の真ん中。
かねてから、あつし君から声をかけられており、昼から梅田で合流した。
目的は、ただただ立ち飲み屋で酒を飲もうというものだ。


1軒目は「フレンチおでん」なるものを提供してくれるお店、のはずが、どうやら店がなくなったらしい。
とりあえずテキトーに歩き、東通りにあるイタリアン風のお店へ。
広く新しい空間は、ちょっと小洒落すぎていて、やや場違い感を覚える。
「立ち飲み」がコンセプトだったのに、しっかり椅子のあるお店であるのは、“とりあえず”なので仕方ない。

飲み物はワインやカクテルが揃っており、女性受けしそうな感じ。
フードはイタリアンを中心、と思いきや、和や中華などがあり、ちょっと節操ない感じ。
1杯め100円とか、ピザ頼んだらカクテル1杯だけ200円で飲めるとか、東通りにしては安いサービスがありがたい。
とりあえずお互いの近況を話しつつ、ピザとピクルスで軽くお腹を落ち着かせる。

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2軒目は「浅野日本酒店」。
名前のとおり、日本酒がたくさん揃うお店だ。
店に入るなり、ほんのり日本酒の香りにつつまれる。
日本酒も販売しており、どちらかといえば角打ちのような雰囲気である。

お酒は、45ml単位で注文できるため、多くの種類を楽しむにはありがたい。
とりあえず、お店のオススメである「北国」という銘柄の利き酒3点セットを注文。
このセットが2種類あったので、2人で6種類を楽しむ。
同じ銘柄でも、それぞれ味が違っており、日本酒の奥深さをつくづく感じられる。

フードは、日本酒にあうものばかり。
ちょっとメモできていないので正確な商品名がわからないけれど、魚の内臓系の塩辛いやつとか、さばを燻製にしたやつとか、エイヒレとか。
ちまちまとつまんでは、日本酒の味を楽しむ。
口の中が常にお上品な味に支配され、逆にお互いの口数が減ってしまう。

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3軒目は、泉の広場でたまたま見つけた立ち飲み屋「七津屋」。
串カツあり、おでんあり、焼き物・揚げ物充実。
まさしく、大阪の立ち飲み屋の、王道といったところ。

こういう店の「うまさ」って、何とも形容しがたい。
決して上品なわけではなく、料亭なんかでは決して出ることはない。
ただ、ビールとジジくさい雰囲気のなかでは、これが最上級の味に感じるのだ。

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シメは、立ち食い寿司「すしまる」。
ここはかつて一度、あつし君と来たことがある。
100円からにぎりが食べられるほか、ワインが充実しているらしく女性客も多く、常に空席がない状態だ。

何よりここの名物は、牡蠣。
殻付きの牡蠣に、タバスコ、サルサソース、スコッチウイスキーなど変わったモノをかけて食べられる。
こいつがまた、どれも合うものばかり!
ただ、ひとり2個までという制限がかかっているのが残念である。

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ということで、4軒もめぐって午後6時過ぎに解散。
けっこう飲んだ割に、そう泥酔していないのは、1軒ごとの移動距離がそこそこあったからか。

あつし君と合うときは、最近は人生相談みたいな感じになってしまう。
もちろん、相談するのは僕のほう。
ときに神経質だったり、無神経な僕の考えを、しっかり軌道修正してくれるので、本当にありがたい。

あと、悪ノリに近い企画も進む♪
これができるのも、実に貴重である。

秋の楽しみが、1つ増えた。