キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

リーマン洗脳

風呂あがり、「今日も1日終わった~」といちばんリラックスできるタイミングで、10時間前に受けたモラハラを思い出してしまった。
何て損した気分!
今日も、寝付きが悪くなりそうだ。

さておき。
前々から気になっていることがある。
いわゆる、自己啓発本とかいわれる部類のものに書かれている内容だ。

成功するには目標をどうたらとか、行動をどうたらとかいったもの。
一時期、読み漁っていた時期はある。
で、前職を辞めるときなんかは、辞めるという決断に至るにあたり、背中を押してもらった経験もある。

が、実際どうなんだろう?
例をあげればキリがないほどの項目はあるが、だいたいどの本を読んでも、似たようなことが度々出てくる。
で、読めば読むほど、何だか疲れてくるのである。

書いていることをストイックにこなそうと思えば、それこそ自分の今までの考え方や1日の行動、さらには休日の過ごし方まで変えなければならない。
また、細かいことをこなそうものなら、友人や家族などと触れ合うプライベートな部分ですら、意識しなければならない。

息が詰まるのですよ。
そこまでストイックな生活せなあかんの?
自分という個性を捨ててまで、そんなルールを守らなあかんの?

先日あるテレビ番組で、このテの自己啓発本は、「企業が社員を思うように動かすための洗脳だ」と言っていた。
この意見に、おおいに賛同できる。
結局、そんな洗脳がありきで社会が構成されていて、代々引き継がれていっているような。

まぁ、それのおかげで日本が経済発展をとげたとか言われた日には、返す言葉はないが。
しいて反論すれば、そのおかげでストレス社会と言われたり、自殺者が多いのでは、といったところもあげられる。


ダラダラと書いたが、ようはこの“洗脳”にまんまとハマって、勝手にしんどくなっている自分がいるなぁ、と感じるのだ。
洗脳されている「ふり」、自己啓発している「ふり」をもっと上手にこなせれば、ラクになるんだろうなぁと思う。

自己啓発の内容すべてを否定するつもりはないが、ちょっと正面から受けすぎるのもイカン、と思う次第なのである。
ただの、落ちこぼれサラリーマンの言い訳かも知れないけどね。