キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

無題~迷~

ここ数年、迷っている。
立ち止まっている、と言ったほうがいいか。

ということを感じるようになってきたので、ちょっと文章を書きながら、この迷いを解いてみたい。


振り返ってみると、20代中盤くらいからしばらくは、ものすごく自分が活発だったと思う。
いろんなことに活発だったのだが、何より自身のテーマが明確だった。

それが「旅ライターになる」というもの。
その目標があるからこそ、旅に一生懸命になれた。
また、文章もしっかり勉強したし、ライターという仕事も楽しくこなしていけた。
Webページを、何度も見た目を変えながら進化させることもできた。

目標が現実にならなくとも、なんちゃってで小銭稼ぎになったり。
どこか狭い業界で地位を固る、でもいい。
何か叶えるものがあるはず、という信念のもと、動き回れていた。


ところが今は、どうだろう。
まず、当時の目標をあきらめてしまっている。

文章は、それを原因にしてはいけないかも知れないが、会社での度重なるハラスメントで、完全に自信を失った。
それこそ毎日のように書き続けていた日記が、ここ数年で激減しているのは、それが一因である。

旅は、キックボードやらミニ遍路という目標を得たため、順調である。
が、どこか空しさを感じることがある。
恥ずかしい話であるが、やはり「結婚」という文字が、どこか頭をかすめてしまう。
この年齢で、他の友だちはたいがい結婚しているなか、一人だけ「独身」という疎外感というか、罪悪感というか。


ということを考えてみると、改めて目標を思い返したほうがいいのかな、と。
やはり、文章を書くということは中学生からの趣味であり、今さら路線変更するのはもったいない。
文章を書いて生計立てたり、そこまでではなくとも出版している人は、必ずしも文章がうまいわけではない。
やはり文章の中の、個性や独創性、人とは違った体験などがあるから、魅力が出てくるのだ。

旅の空しさも、そんなに意識する必要はない。
やはり旅の計画や準備をしている最中は、楽しい。
何も四六時中旅をしているわけではないし、結婚が気になるなら、その合間の時間でいくらでも活動ができるはず。


以上のことから、どうせ迷って何も目標が見つからないのなら、今までの目標を再度かかげようと思う。
「旅ライターになる」。
叶うかどうかは別として、まずは全力でそれにぶつかって行こうかと。

それをするためにも、まずは前々から「やる」と言いつつ作業が鈍化している、Webページの更新をすること。
去年の旅が、まだ2つアップできていないので、毎日30分でも1時間でも、時間をとってやること。
それが終われば、コンテンツとして立ち上げていないミニ遍路の旅を、何らかの形でWebにまとめること。
もっと言うなれば、旅日記のコンテストに応募するとか、旅日記の原稿を募集しているネット上のサイトにアタックしてみるとか。


よし、わかってきた。
少なくとも、何も動いていないという事実が、さらにネガティブ思考を生んでいるだけなのだ。
旅人として、ライターとして、自己満足だろうが人様に胸を張れるような活動を、起こして行こう!