キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ほんのりおセンチ・服部緑地BBQ

おおげさかも知れないが、人生でBBQほど楽しいものはない、と本気で思っている。
だからBBQに誘われたときは、当日までは気分が高揚し、ちょっとくらいの不条理なんてへっちゃらとなる。
逆に、ひとりでいるときにBBQしているグループを見ると、絶望的な孤独感に襲われてしまう。

さておき、先週土曜日は、あつし君に誘われ、服部緑地でBBQをしに行った。
参加者は、子どももあわせて、全部で15人ほど。
こんな大所帯のBBQも、久しぶりである。


服部緑地という大きな公園の一角に、BBQ場がある。
今回は食材を持ち込んだが、食材やお酒なども販売しており、いわば手ぶらでも楽しめるそうな。
BBQは車で大自然へ移動、ということが当然と考えていたので、こんな便利な場所がそこそこ近くにあるなんて、無知な自分を恥じた。

午前10時に開始。
焼き場とテーブルが分かれており、みんなで囲むということが難しい。
半数以上が初対面ということもあり、しばらくは焼き場に専念。

炭の着火は「バーナー」+「送風機」を使って楽勝なのだが、火加減がいつもわからない。
火がめちゃくちゃ弱くなるか、強すぎて大炎上するか。
今回は前者である。
絶えず火加減を調整していれば、これはこれで忙しくて楽しい。


場所は3時間コースと6時間コースがある。
当初は3時間コースでとっていたが、そこそこ初対面の人らとしゃべれるようになったころに、時間切れ。
ということで、3時間延長することに。

一同、おなかも落ち着いてきているため、酒と会話がはずむ。
いつもより飲むペースは遅めだったが、日本酒やらスコッチやら強い酒も入り、いい酔い具合となる。


正直、はじめは不安であった。
というのは、僕以外の大人は全員既婚者で、夫婦で参加していたのだ。
しかもみんな、胎児も含めると、子どもがいる。
こうなると、独身という立場に、とんでもない劣等感を覚えてしまうのだ。

逆にいえば、こういう場があるからこそ、自分にムチを打てる気もする。
別にのんびりしているつもりはないのだが、もっと今やるべきことをしっかりしなければ。


午後4時にお開き。
ここで「もう1軒」といけないところが、これまた家庭を持たない立場としては、さびしいところ。

そんな孤独感を解消するには、やっぱり酒!
ということで、結局ひとりで都島の隠れ家へと足を運んだ。

開店直後から飲み、気がつけば終電ギリギリまで居座る。
こんな時間も、結婚なんてすればなくなるんだろうな、と考えると、少しさびしくはある。


で、翌日は昼過ぎまで起きられず、二日酔いに自己嫌悪、というのはいつものとおり。
やっぱひとりはイカン、と心から思うのである。