キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

EグループOB会

正社員という枠組みでいえば、過去に2度転職している。
ただ、前の会社の人と連絡を取り合う、ということはあまりしない。

そういった意味では、唯一の存在かも知れない。
前職で同じ会社にいた徒歩くんと、先週金曜は久しぶりに飲みに行った。

ちなみに彼とは、たまたま社員旅行で知り合った仲。
所属部署も職種も違うので、逆に連絡が取りやすいのかも知れない。
というのも、同じ仕事している人とは、プライベートでつき合いづらい、というのが昔からの性なのだ。


さておき、午後7時に京橋で合流。
京橋は僕のテリトリ、という気分でいたが、実際問題あまり知らない。
とりあえず、昨年あたりからハマっている「せんべろ街道」を歩き、前回めちゃくちゃおいしかった「山ちゃん」へ。

ここは立ち飲みで、客同士が肩を寄せ合わないといけないくらいの狭さ。
だが、常に客が途絶えることがない。

運良く周年記念だということで、ビール1杯100円というすばらしいサービス!
お造りは飾り気のない盛られ方をして提供されるも、新鮮でひと口ごとにじっくりうま味を堪能できる。
その他、ハズレないおかずをちまちまといただく。

2時間ほどして2,900円は、あまりにも安すぎる。
もちろん、生ビール100円というのが大きい。
が、それがなくても、もともと安く飲める店である。
あと、大将の愛想のよさ・人当たりのよさも、たまらなくステキである。


会話は、近況報告しながらお互い探りあいながら。
以前、別の友人にも指摘されたのだが、どうも僕は仲間であっても会う期間が開くと、人見知りをする癖があるそうだ。
しかし、お酒が進むにつれ、次々に会話が続く。
本当にお酒の力ってありがたい。

彼は僕の知り合いの中でも、仕事には特にストイックというか。
最近、仕事というか会社に対するモヤモヤがたまっていたので、実にいいタイミングで、いい話しが聞けた。
この機会がなければ、今も頭の中で、終わりの見えない水かけ論をえんえんくり返していたことだろう。

また、会話の中で、徒歩君がウイスキーをたしなむ、という話題があがった。
昨年からウイスキーにハマりつつある僕が、乗っからないわけがない。
ということで、2件めはバーへ。

入口を見る限りでは、喫茶店を改装したのか?と思われるたたずまい。
しかし中に入るや、カウンターにずらっとウイスキーが並び、明るめながらもしっかりとしたバーである。
2人が求めていた、ウイスキーのお店だというのも、実にタイムリーでありがたい。

生中のように、樽からつがれるウイスキーなんてのもあり、銘柄が僕の知っている「タリスカー」というスコッチだったので、迷わずそれを注文。
フレーバーがどうの、ボディがこうのと、さんざん知ったかぶりつつ、さらに会話は加速する。

すると今度は、徒歩くんが世界のビールにも興味があることを知る。
ちょうど京橋に、以前から行こうと思いつつ行けずじまいなクラフトビールのお店がある。
ウイスキーを1杯空けるや、さらにお店をはしごする。


入り口に入るや、カウンターに並ぶビアサーバの数に驚く。
何と16個!
日本のクラフトと、外国のものが、それぞれ8種類ずつ用意されているのだとか。
ただ、タイミングによるのか、売り切れているものが多い。

また、このお店は薫製(くんせい)を強く推している。
試しに盛り合わせを食べるや、食材にしっかりスモーク臭がしみている。
これがまた、ビールに合いすぎるのだ。

1件目からさんざん飲んでいるのに、ここでもさらにグイグイと飲む。
クラフトビールのアルコール度数の強さも知りつつ、グイグイと。
1杯だけのつもりだったのに、気づけば3杯だか4杯だか、がっつり飲んでいた。


ちょっと早めに切り上げる予定だったのに、気づけば終電ギリギリ。
お酒の趣向が同じベクトルというのは、楽しくもあり、危険でもある。

あと、立ち飲みをつき合ってくれたことが、特にうれしかった。
飲み仲間は何人かいるが、立ち飲みはどうも、敬遠されがちなのだ。


今度はもっと計画的に、そして酔いすぎない程度に、じっくり飲みたいものである。