キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

10年前

悲しいかな、記憶力が劣ってきている。
昔は、3年くらい前のことなら、おぼろげながらでも、どんな友だちと遊んでいたとか、どんな趣味をしていたかとか、思い出せた。
が、今はせいぜい1年前のことを、断片的に思い出せる程度。

それでいえば、10年前のことなんて、まったくもってわからない。
そういえば、10年前って何してたっけ?
などと、仕事で集中力の切れた時間帯に、考えてみた。

こういうときに、重宝するのが日記である。
家に帰り、ざっと10年前の2月に何をしていたのか、振り返ってみた。


今となってはなつかしく、Flashの勉強をしていた。
けっこう時間をかけて、作品を作っては人様のサイトに提供していた。
今や、思いっきり排除されつつある媒体だけに、もったいないスキルである。

友好関係では、廃墟仲間の、今となっては旧メンバーになった人との校友とか。
GORIやハッション(仮称)といった、大学時代の仲間ともつながりがあったりとか。
あと趣味では、ママチャリを新調しようと検討しているあたり、まだママチャリ旅の全盛だったといえる。

面白いのが、この時期の週末はやたらヒマをもて余しているのと、軽い鬱(うつ)状態であること。
何が面白いって、今の自分そのまんまやん!
こう見てみると、今の不調は一過性のもので、もうちょい待てば楽しい日々が待っているのだな、と安心できる。


こうして見てみると、けっこう過去を振り返るって、役に立つものである。
何となくで綴っている日記が、ジワジワと財産としての価値を生み出しているような気がする。