キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

うまぞめ

先週土曜の話。

夕方から京都で飲み会があり、昼間に何をしようかと迷った。
どうせなら京都へ行きたい。
いろいろ目的地を探すも、前回のミニ遍路のように、これといった場所がない。

さんざん悩んだあげく出した結論は、京都競馬場
まぁ京都というくくりでは正解であるが、何か違うような。
でも、年に1度行くかどうかの場所だし、頭に候補としてよぎった時点で、これは行き時をあらわすのだろう。


1レースからするべく、午前9時半には到着。
昔はなかった、駅から競馬場へ直結した廊下は前回はじめて知ったことだが、やはり違和感がある。
路地に、予想屋だの居酒屋だのがあり、小さな新聞屋台のある、独特な小汚い光景が、いかにも「賭場」という感じで風情あったのに。

ここに来ると、頭をよぎるのは、やはり昔の思い出。
高校時代にJJ(仮称)という友人とよく通ったとか、正月一発目のレースは父親と来ていたとか。
むしろ賭場というより、故郷を訪れるような心境である。

それにしても、きれいだ。
全面禁煙というのも驚きだが、ゴミの少なさには、違和感しか覚えない。
昔は足元に、新聞やら馬券やらが散乱し、それを踏みながら歩くのが当たり前だった。
というか、他の地方競馬・競輪・競艇なんかでは、未だにそんな光景がある。
つくづく、賭場という雰囲気を感じない。

正月太りが顕著で、1週間お酒を断っていたことと夕方から飲み会なので「飲むまい」と思っていたが、気がつけば左手に生ビールが。
やっぱり、飲んでまいますよ。
寒いながらも、3杯は飲んだ。
1週間の苦労、おそらくリセット。

肝心の結果は、マイナス6,500円。
「マイナス5,000円までは許容範囲」というのが持論だが、当然ながら負け越しである。
8レース目まで、まったく当たらずというのは、本命ばっかり買う僕の買い方としては、異例中の異例。
これも、上記の持論を持っていなかったら、負けを挽回しようと無茶な買い方して、泥沼にハマっていただろうな。


などなど、たかが競馬といえども、いろいろと感じることは多かった。
競馬終了後、「京都駅まで歩いてやる!」と90分も歩き、中間地点にも行けず大遅刻したことは、決してビールを飲みすぎたせいではない。