キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

あいにゆくわばすにのって

日曜だというのに、会社の同僚と飲んでいた。
場所は、まさかの京都!
毎度ながら、こんなに近くに世界屈指の観光スポットがあるのに、こんなきっかけでしか来ないことの、もったいなさを感じる。
家の近くから、直行バスで50分で行けるからね。

待ち合わせの1時間前に、京都駅へ到着。
えげつない人の数に、えげつない土産屋の数。
もう明らかに、大阪やら新大阪なんて、完敗である。


さておき。
1時間の自由時間がある。
向かった先は、アヴァンティでもなく、駅ビルでもなく、ポルタでもない。

お寺である。
西本願寺

20代のころなら、仏閣めぐりなんて、間違いなく選択肢に入らない。
が、迷わずそこへと足を運んだ。
だってね、見たことあるテナントばかりのショッピングセンターなんて、別に京都じゃなくても、どこにでもあるし。

で、西本願寺である。
圧倒的な大きさと古さのある建造物、その廊下や縁側を歩いたときのきしみ。
畳敷きに座ったときの、何とも言えないリラックス感。
まだまだ未熟極まりないながらも、お寺そのものの魅力に惹かれている自分を、ひしひしと感じた。
そりゃあもう、時間が余ると思っていたのに、余裕で遅刻するほどである。


おっさんですね、もう。
でも、こういった自分自身の価値観の変化を確認するのって、悪いものではない。