キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

コスプレ収穫祭

ハロウィンが日本で急速に定着している、というニュースの記事を見た。
大きな違和感を覚えたのは僕だけではなく、ニュースのレビューにも多数の意見があった。

やはり「定着」という言葉に、まず引っかかる。
子どもが仮装して「トリックオアトリート」と家々をまわる光景なんて、家の近所はおろか、テレビですら見たことがない。
また、大人の仮装パーティをハロウィンだというのなら、とりあえず仮装して家を出たはいいが、どこ行けばわからず渋谷でたむろして交通妨害を引き起こすことなど、はきちがえにもほどがある。
そもそも本家のハロウィンを踏襲できずして、何が「定着」や、という話である。

とはいえ、街でハロウィングッズが並ぶ光景は、間違いなく年々増えている。
せめて「定着」ではなく、「認知」くらいの言葉を使ってほしいものだ、プロのライターなら。


などなど思いつつも、ではこの「ハロウィンブーム」、いかがなものなのだろうか。

【反対と思うこと】
冒頭に書いたとおり、「とりあえず仮装して街へ」みたいなことは、反対である。
昨年はそういう人らを多数見ては、タバコ吸ってますよアピールの強い中学生を見るような目で、冷ややかに見てしまった。
しかも、2人に1人は「口の横から血を流すメイク」をほどこす、という個性のなさに愕然とした。

ただ、お店で「仮装パーティやります!」というしっかりしたポリシーがあり、それに臨むのであれば、許せる。
ようは、そのコスプレに目的意識があるのか、といったところが、個人的な焦点である。

【賛成と思うこと】
喜ばしいことは、グッズが売れ、飲食店がにぎわうなどという、経済効果があること。
何だかんだで、流行というものが、経済にうるおいを与えてくれる。
マイナンバーだの増税だの、国が必死で国民から金を搾取しようとしているご時世だからこそ、国民はしっかり経済を活性化させて防衛をしなければならない。


ただ単に流行が嫌いとか、みんなが仮装している中で仮装しても全然目立たず面白くないとか、個人的な思いが強いんやけどね。
まずはまだ固形化していない混沌とした「和式ハロウィン」が、どんな形に着地するかを、楽しみにしたいと思う。

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プロが解説! ハロウィンはなぜ、日本で急速に定着したのか?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=3671367