仕事の忙しさを、買い物で紛らせていたのは先月のこと。
おかげで、欲しいモノをずいぶん買え、今は逆に物欲がなくなった。
そのまま金銭感覚がバカになるかと恐れていたが、心の底にへばりついた貧乏性とやらは、そうそう落ちないようだ。
中には、飲みなれていないのに高いウイスキーを買う、などと、ちょっと冒険などもしてみた。
とにかく「欲しい」と感じたものは、基本的に値段を気にせず、買うようにしていた。
が、その中でも、欲しいのに買わなかったものがある。
あるアーティストのTシャツである。
入手経路は、次の2とおりある。
(1)ライブで入手する
(2)ファンクラブに入る(入会費代わりにクラブ指定のTシャツを1枚買わされる)
(1)は、まずライブ行く時間あるんか、チケットとれんのか、等の壁が厚く、断念。
(2)は、クラブ指定のTシャツが好みのデザインでないので、断念。
上記が、常套手段である。
もう1つ、入手方法がないわけではない。
(3)ヤフオクで買う
である。
なんかね。
買う気がしない。
新品で売られていたりするのだが、通常価格に上乗せした価格がつけられているのだ。
いわゆる、「転売」。
定価より高いという時点で買う気が失せるのだが、転売しているような奴らに利益を与える、ということが、もっとイヤなのである。
何かこう、うまく文章では言い表せないのだが、無性にハラがたってくる。
同じくオークションもので、明らかに定価より高くても、買ってしまうものはある。
そういうものは、明らかに販売者が「もういらない」という意図があってのもの。
売り手と買い手のキャッチボールって、けっこう大事なんじゃないかな、と思う。
気にしすぎなんだろうか。
ちなみにそのアーティストとは、タイトルにヒントが出ているとおりである。