キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

余韻!九州

とても天気のよい休日。
家で1日ゴロゴロしていても、ちっともムダに思えない日というのは、本当に珍しい。
夕方にクイックマッサージへ行った以外は、ひたすらテレビをボーっと眺める1日を過ごした。
1週間、太陽の昇る間はず~っと動きっぱなしやったからね。

さて、あらためて今回の旅を、振り返ってみたいと思う。
細かく振り返ると長くなるので、ざっと。

今回の旅は、長崎の時津というところから、福岡の門司までを走った。
九州の左側の真ん中より上、から、九州のいちばん上、である。
最短距離でいえば200kmちょっとで、3日もあれば走れる道。
それを、あっちこち寄り道して迂回して、本来の2倍もの距離と時間を費やした。

道は、前半がだいたい山道で、都心部を走ったのは最後の2日だけではないだろうか。
そらもう、観光雑誌にも載らないような風景をたくさん味わえた。

天気は、がっつり雨が1日。
あとはめちゃくちゃいい天気、陽射しは強いが風が冷たいという、旅するうえでもっとも適したものであった。

今回、旅の最中ほとんど人と会話をしなかった。
自転車の人に「がんばれ!」といわれたのも、いつもなら2日に1度くらいはあるのに、全工程で3回のみ。
めっちゃ山道を走っていて休憩する場所がなく、辛うじて腰をおろせそうな獣道で休憩していたときに、獣道から突然あらわれた老夫婦との会話が唯一まともだったか。
このあたりのエピソードは、後日Webページにでも。

予想外だったのが、博多に到着したときに、あの「どんたく祭り」のまっただなかであったこと。
まったく前知識はなかったのだが、感じたのは「御堂筋パレード」の縮小版、といったところか。
次々といろんな団体さんが、それぞれ異なった衣装やパフォーマンスで行脚するのだが、参加者に知り合いでもいないと、ちょっとキツい。

食でいえば、どんたくの帰りにふらっと寄った居酒屋さん。
旅の最中に居酒屋とか普段行かないのだが、どうやら祭りのテンションに踊らされたような。
もつ鍋がクソうまく、その他のおかずもかなりハイレベル。
何より、90分飲み放題というのが頼めたため、ビールを6杯だか7杯だか、かなりのペースで飲んだ。

その他、巨大なカマキリと、それをアミでとろうとしている鉄道員、というシュールなオブジェとか。
ある酒造さんに祭られた、カッパのミイラとか。
フロントがどう見ても昭和のバーやスナックにしか見えない、レトロすぎるお宿とか。

あっさり終わった感のある旅だったが、地図や写真で振り返ると、何かしらあるもんやね。
次の旅ははじまる前に、思い出が風化しないよう、Webページとしてしっかりまとめるようにしよう。