キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

深夜の徘徊

この寒いなか、よりによって深夜に、夜空の下をひたすら歩いた。
もうそんなに若くない、と自分に言い聞かせながら。


金曜日は、会社の忘年会であった。
1次会は、最近よく見かける、「完全個室」をうたった格安居酒屋。
時期的にも人数的にも、こういうお店しかないのは承知だし、ぜんぜん幹事に対して文句はない。
それにしても、料理はおろか、ビールまでもクソまずいとなると、いくら飲み放題とはいえ、うれしいものではない。

というフラストレーションも残っていたこともあり、2次会では飲む飲む。
こちらは一転、本当に料理もおいしく、お酒もふだん口にしないような日本酒と焼酎に、舌鼓を打つ。
酒の勢いもあり、ふだん会社であまりしゃべらないほうなのに、話す話す。

で、終電を意識していたにもかかわらず、時間よりも会話に熱中。
その結果、ほぼ終電逃し状態に。
この「ほぼ」というのは、最寄駅までは行かずとも、4駅手前の終電には乗れる状態。


さて、その4つ手前の駅に着いたのは、深夜1時。
そこからタクシーで帰るのがセオリーなのだが、目の前にはタクシー待ちの長蛇の列が。
何度か並んだことあるが、1時間は待たされてしまうのだ。

それならいっそ、歩いたれ!
ということを、若かりしころは、よくやっていた。

が、こともあろうか、その決断を、今回もやってしまった。
クソ寒いのに、2時間えんえんに歩く。
途中、鍵のつけかけた自転車を見ては、心の中の天使がしっかり悪魔をおさえつけてくれたのは助かる。


結局、家に着いたのは深夜3時過ぎ。
う~ん、過去にこの手の日記を、何度書いてきたことだろう。
さすがに最近は飲みに出る機会も少なく、外でも深酒を自粛していて、もうするまいとは思っていたのだが。

誰にも評価されないこういうムダながんばり、本当にもうこれで最後にしたい。
事故に巻き込まれでもしたら、シャレにならないからね。