奈良のすぐ隣に住んでいることもあり、買い出しなどで車を出すときは、大阪よりも奈良へ行くほうが効率がいい。
というのは、僕の勝手な思い込みかも知れない。
が、何かしら買いたいもの・寄りたいところがあり、終日車で奈良界隈をウロついていた。
最後のシメは、久しぶりに「国立国会図書館」へ。
「日本国内で出版されたすべての出版物がある」という、トップクラスの図書館である。
それにしても、ちょっとした大規模の図書館というものは、独特の雰囲気がある。
雰囲気というか、自分のテンションというか。
「たいがいのことは調べられる」
という物理的な潜在能力が、
「俺めっちゃ勉強してる」
という、大きな勘違いへとつながってしまうというか。
しかし、そんな勘違に、少しずつ気づいてくる。
何より、まわりの人の真剣さ。
絶えず本を読んではノートにペンを走らせて、という行為をくり返していたりする。
一方で、自分は目的なくパソコンで蔵書検索しては、なんちゃってな本を借りてくる。
読もうにも、結局興味がわかなくて読み切れなかったり、本の分厚さに萎縮したり。
実際問題、今日は「るるぶ」で旅行の情報を調べたのと、持ち込んだパソコンでネットサーフィンをしたくらい。
本当は、まだ更新できていないホームページのコンテンツ作成をするつもりだったのに。
あの空気にいながらも、集中力のない自分が、ほんま大丈夫かと思えてくる。
図書館という大きな武器を、しっかり使いこなせるような大人に、私はなりたい。