プレゼントというのは、なかなかむずかしい。
甥っ子の誕生日をすっかり忘れており、かつ土曜日は実家へ遊びに来る、とのこと。
土曜日の朝、あわてて近所のショッピングモールへ向かった。
さて、何をあげたらいいものか。
昔は、しょっちゅう実家に遊び来ていたので、脳の中身はだいたい把握できていた。
が、最近は数ヶ月に一度くらいの頻度。
さらに11歳ともなると、子ども向けアニメのグッズが好きなのか、ちょっとオトナなギアが欲しいのか、ということすらわからない。
先日姉から、「妖怪ウォッチ」なるゲームを与える旨を聞いていた。
妖怪ウォッチ?
いつの間にやら、そんなモノがはやっているらしい。
と、妖怪ウォッチのグッズを探しに行くと、フォークだのプレートだの、明らかに幼児か低学年向けのアイテムしかない。
ほんまに、妖怪ウォッチでええんかな?
などと葛藤しつつ、とりあえずステッカーだけ購入。
別のお店では、「黒子のバスケ」というアニメのジグソーパズルを発見。
確か甥っ子が、以前にこの「黒子のバスケ」という単語を言っていたので、好きなのだと思う。
けれど、こんな腐女子あたりが好きそうな絵柄のマンガ、ホンマに好きなんか?
などと思いながら、とりあえず購入。
あっさりと決まったような書き方をしたが、上記のグッズを買うのに、2時間もかかった。
本当に、与えられる側のことを考えたプレゼントというのは、めちゃくちゃ迷うし、なかなかむずかしい。
結果、どストレートに感性に響いたらしく、喜んでくれたのでよかった。
が、その興味が、ものの数分でDSに奪われる悲しみったらありゃしない。