キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

虫唾語

ライターだから、というこもとあるが、むしろ性格的なものが強いかも知れない。
明らかにおかしい言葉を、堂々と使っていることが、不愉快でたまらない。

わかりやすいのは、少し昔に問題視されていた、コンビニやファミレスで使われる言葉。
ひどいときには、ファミレスで席を案内されたときに、
「こちらのほうのテーブルのほうでよろしかったでしょうか?」
などと、不愉快3連発をくらったことがある。

コンビニでの「おにぎりあたためますか?」ですら気にさわるあたり、やはり神経質すぎるとは思う。
一応解説すると、この問いかけの主語が、誰やねんという話である。
文脈でいくと「あなたは」であるが、実際にあたためるのは店員さん、という矛盾が生じているのである。


で、最近どうやら新種を発見した。
mixiでも見つけたし、会社の新人さんも使っていたことから、どうやら若い世代に蔓延しているらしい言葉。
「意見を聞かしてください」

丁寧語の誤用、といえばいいのだろうか。
「して」ではなく、「せて」である。
何が間違っているのか、文法的にある程度説明はできそうであるが、わざわざそんな細かいこと説明するのもしんどい。

というか、なぜこんな誤用が蔓延しているのだろうか。
話し言葉で、こんなの聞いたことないのに。
ネット用語、というふうでもなさそうだし。
とにかく、不愉快でたまらないのである。


って、そんなこと言いながら、僕自身常に正しい日本語を使えているわけではないけれど。
「全然すごい」みたいに、「全然」の後に肯定文を普通に使ったり。
言葉って進化するものだし、どこまで許容してやればいいものやら。