キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

タダより怖いものはない?

会社帰りに歩く地下街の一角に、イベントブースがある。
いろんな会社が、いろんな手法でイベントを行うので、けっこう楽しい。
ときには、飲料などのサンプルを配布していたりもして、そのときは遠慮なくいただくことにしている。

が、さすがに今日は足が向かなかった。

というのは、ある大手携帯会社がイベントをしていたのだが。
「話を聞くだけで、ジュースもハンバーガーも無料で食べられます」
と、大声でイベント内容をうたっていた。

ううむ、あやしい。
話を聞くだけで一食浮くとなれば、これとないしあわせである。
にしても、なんぼなんでも羽振りよすぎでは?

かつて、ブロードバンドルータを街で無料配布しては、インフラが整わず回線接続に2ヶ月は平気で待たせたり。
携帯が0円、月々980円で使い放題とうたっては、見えないオプションサービス分の金額が引かれて4,000円くらいぼったくったり。
とにかく、やり口が汚すぎるので苦手なのだ、この会社は。
っていうのは、あくまで個人の感想。

話を戻そう。
この大胆不敵なイベント、さぞかし人が殺到するだろう。
と思いきや、ビックリするぐらい人がおらず。

やはり、「さすがにやりすぎ」という気持ちが、他の方にも芽生えたのだろう。
なんぼなんでも、日本人にはちょっと、こういった大胆すぎる手法は合わないのだろう。

別に、そのキャンペーンの手法そのものにケチをつけたいわけではない。
ただ純粋に、主催側と客との温度が違いすぎることに驚いただけである。

ベタなことばかりしていてもインパクトないし、意表をつきすぎてもこうして効果薄いし、イベントを主催するって、なかなか難しそうだな。