キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

カミキリ

男性は、なかなか床屋を変えないという。
ずいぶん昔、探偵もののドラマで知った知識なので、現代では定かではない。
が、少なくとも僕はそうである。

今年の夏ごろは、そのこだわりを捨てて、飛び込みで美容室なんかに行ってみた。
が、案の定、失敗。
その失敗をリカバリーするべく別の床屋へ行ったが、その床屋というのは2年前まで行ってたところなので、結局変えていないこととなる。

なかなか、昔の床屋へ行くというのにも、勇気がいる。
別に気にすることはないのだろうけれど、何か裏切ってしまったというか、罪悪感を覚えるのだ。


で、しばらくその床屋でベリーショートを楽しんでいたのだが、いかんせん寒くなってきた。
ここの床屋は、ベリーショートはまぁきれいに仕上げてくれるのだが、長くなると今一つ。
腕が悪いというわけではなく、僕の伝え方もよろしくないのかも知れないが、何かこう「今風」でないというか。

そんなこんなで、結局また、夏前に通っていた美容室へ戻ることとなった。
マイミクであるko-noくんのお店、「DOICE(ドルチェ)」である。


案の定、罪悪感らしきものをビクビク感じていたが、あたたかく迎えてくれて、ひと安心。
それどころか、いつも以上に会話が続いた。
もともと飲み仲間だったこともあり、久しぶりであるほど、話題もふくらむというものだ。

特に最近、いろいろ悩むことなどもあったが、そういうことにもしっかりこたえてくれるのは、ありがたい。
サービス業特有の「あわせてますよ会話」ではなく、飲みの場と変わらず気楽に会話ができる。

ベリーショートから髪をのばす期間というのは、どうしても髪型が変になってしまう。
が、それを見事にカバーしたセットができるのも、さすがお店の主である。
プロという側面においても、絶対的な信頼を持てる。
やはり、僕がこの美容室を選ぶメリットは、大きい。


ということで、また髪をちょろっとのばそうかな、と。
のばすといっても、あまり長いのは似合わないので、耳が隠れるか隠れないか程度。

あとは、何回通ってもなかなか収得できない、カット後のヘアセットをいいかげん覚えたい。