キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

弾丸!香港旅行~2日目~

昨日の続き。
疾風怒濤(どとう)の2日目です。


【朝食】
午前8時起床。
寝るのが遅かったことに加え、あまり眠れなかったこともあり、思いっきり寝不足である。
信じられないくらい勢いの弱いシャワーを浴び、外出。

朝食は、ぶらっと歩きながら見つけた、中華風のお店。
日本語メニューなどなく、日本語も英語も通じない店員とすったもんだして、とりあえずおススメを持ってきてもらう。

出てきたものは、ラーメンというか、おでんのようなもの。
何というか、だしとは違った、独特のにおい。
台湾なんかでよく口にする味というか。
決してまずくはないのだが、おいしいとは感じられない。

【単独行動】
午前中は、僕以外の2人が銀行に用事があり、単独行動となる。
まずは、歩いて行ける距離にある、重慶大厦(チョンキンマンション)へ。
下の階にテナント、上の階にゲストハウスなどがあるビルらしいが、まずは建物自体の大きさに驚く。

入口すぐにある両替商で、両替をする。
日本や香港の街中より、かなりレートがおトクである。

さらに奥へ入ると、陰気な雰囲気と、あやしげなテナントが並ぶ。
しかし、朝早いせいか、まだ開店していないお店が多いため、散策は保留。

マンションから出て、近所を散策。
マンションの雰囲気とはうらはらに、外はブランド物のテナントが立ち並び、実に近代的である。
と思えば、少し路地に入ると肉の市場があり、ヤギの首をそぎ落としているというグロテスクな現場が見られたりする。

【再訪、重慶大厦(チョンキンマンション)】
正午ごろ、残りの2人と合流。
今度は3人で、チョンキンマンションへ。

まずは、カレー屋で腹ごなし。
午後1時だというのに、店舗は貸し切り状態である。
紫色に近い照明に、すべて遮断された窓は、香港にいることを忘れてしまいそうな独特の雰囲気である。

カレーは、ナンで食べる本格的なもの。
当然、うまい!
が、日本でもこれ以上にうまい店を知っているので、正直あまり驚きはない。

さて、いよいよマンション内を本格的に散策。
あやしいテナントだらけかと思いきや、スマホなど情報家電のお店がやたらと多い。
しかもそう安くはない。

さらに散策していると、インド人ぽい人に声をかけられる。
どうやらこのマンションの名物らしい、偽ブランドの腕時計をすすめられる。
冷やかし半分で見せてもらうと、ずっしりとした重量感があり、シロウト目には本物にしか見えない。

しかし、偽者だというのに、1万円以上とはいかに。
もちろん、買わなかった。

【足つぼマッサージ】
マンションをあとにし、移動。
すると駅前で、やたらしつこい足つぼマッサージの呼び込みにあった。
あまりのしつこさと、もともと行ってみたいという欲求が合致し、行くことに。

もともと99ドルだったのを80ドルにまけてもらったのだが、マッサージ中にやたらと別のオプションをすすめてくる。
いくら断っても、気にせず食いついてくる貪欲さには、脱帽。
といっても、決してそれに応じることはなかったが。
それよりも、リラックスしたい場なのに、ぜんぜんリラックスできないことがストレスになる。

今回お願いしたのは、足の角質とりと足つぼ。
角質とりははじめてであったが、角質どうこうというより、削られるときのゴリゴリした感触が、何とも気持ちがいい。
終わった後のスベスベ感も、とにかく新感覚で、何度も足を触ってしまう。
一方、足つぼは気持ちはいいものの、いま1つ満足感がない。

【女人街】
いったん宿へ戻り、2時間ほど仮眠をとってから、女人街という通りへ。
香港名物の1つである、夜市がある場所。
あるわあるわ、道の左右にびっしりと出店の群れ。

もともと片道一車線道路が、人がすれ違うのがやっとの幅しか残っていない。
同じく夜市が有名な台湾と比較しても、お店の密度がこっちのほうがすごい。

置いてある商品も、日本で見たことのないいろんなジャンルのものが、たくさんある。
ただ、同じ商品を扱うお店がいくつもあるのが、少し残念。

ここでは、商品を買うときに、値切ることが普通。
こういうかけひきは苦手なのだが、楽しくもある。

もっと偽ブランドなんかが蔓延しているのかと思いきや、ほとんどない。
が、どうやらそれは表だってのこと。
「ニセモノあるよ」という呼び込みが、あちこちで行われている。

【夕食】
夕食は、石焼ビビンバの器に、ごはんと具材がのったもの。
僕が注文したのは、ソーセージと豚肉。
どちらも甘くて、あまりおいしくない。
なぜか甘くする味付けは、台湾でよく遭遇する味である。

ちなみに、残り2人は、海鮮とマーボー茄子。
どちらもおいしく、どうやら僕だけ外れくじを引いたようだ。

【男人街】
続いて、同じく屋台が立ち並ぶ、男人街へ。
こちらも、大量の屋台がある。
ただ女人街より、種類が多めかな?

女人街との違いでいえば、食べ物屋台があること。
ある一角で、食べ物屋台が密集している。
雰囲気もよく、ここで食べるべきだったと少し後悔。

【夜マッサージ】
ここでいったん、あつし君がマンションへ帰宅。
残ったけいちゃん(仮称)と2人で、マッサージ屋を探し歩く。
といっても、いかがわしいほうではなく、足つぼマッサージである。

24時間営業のお店が点在しているのだが、いずれも雑居ビルの一室にある。
しかも店舗として飾られているのではなく、ただドアが閉ざされており、チャイムを鳴らさないといけない。
異国の地で、誰とも知らない他人の家に訪問する気分は、とても心地よいものではない。

1軒目はスタッフが足りないと断られ、2軒目のお店へ。
女性スタッフが3名ほどいるが、日本語はおろか、英語も通じない。
とにかくジェスチャだけで何とかマッサージを依頼するも、席についてから、やたら待たされる。
どうやらマッサージをする人が別にやってくるらしいが、じゃあ元々いた3人は、何をやるの?

ようやくあらわれたのは、女性が1人。
いやいや、こちらは2人いるのだが。
1人で順番に2人分をやる、となれば、さすがに時間がかかりすぎてしまう。
という問いかけもなかなか通じず、またもジェスチャで白熱した論議をしているうちに、もう1人がやってきた。

いずれも、少なくとも僕よりは若い女性。
昨日行ったマッサージ屋に比べると、いくらかマシ。
ではあるが、昔台湾でやってもらったものと比較すると、ぜんぜん物足りない。
ただただ、時間と気持ちが消費された形である。

12時を過ぎたころ、再度あつし君と合流。
夜市へと足を運ぶも、お店がきれいに片付けられている。
どうやら、12時までには閉まるようだ。
今夜も寝不足覚悟でいたが、旅行前からの寝不足もあるし、ちょっと助かったというのも本音である。


長くてすいません。
明日ファイナルです。