キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

なつやすまず

一般的に「盆休み」といわれる期間を、仕事で過ごしていたことは、以前の日記で述べたとおり。
これがネガティブなものとなるのかといえば、決してそうではなかった。


いちばんよかったのは、朝の電車。
ふだんは「座れる」なんて奇跡に近いことなのに、当たり前のように毎日座れる。
ただ声出したいだけやろ、と思えるほど薄い薄い学生さんの会話も、聞かずに済む。

会社においては、もう社内がお盆ムード。
半数以上の人が休んでいるため、静かでたまらない。
また、ふだん残業する人が多い職場で、定時退社の率がいつもより高い。

家に帰ると、姉夫婦が帰省しており、甥っ子にまとわりつかれるさまは、まさしく休日そのもの。
働いているのに、家に帰れば休日気分が味わえる。

あとは、結局振り替えで休みがとれるというのも、今回は大きい。
このクソ暑かった今週に旅だっていようものなら、どこかで干からびてたかも知れない。
もっとリアルなこといえば、キックボードのタイヤが熱に耐えうることができなかったかも。


「うわっ、もう休み終わりや~ん」という、今のこの時期特有の気分は当然なく、「休みの計画たてなくちゃ♪」と上機嫌モードである。
が、9月はすでにいくつか予定があったり、仕事の都合で後半は休みにくかったりと、旅立つための期間を確保するのがむずかしい。
そもそも、9月になってこの暑さがおさまるなんて、到底思えないし。

何はともあれ、ふだんとは違った雰囲気を楽しめたことは、とても貴重であった。
法事などがなければ、来年以降もこんな休み方もアリかな、とも思える。