鳥羽離島めぐり、2日の朝から。
【離島:答志島(和具)】
生意気にも、朝風呂に入りながら日の出を拝み、ようやく港を見下ろす絶景にも遭遇。
しっかりと品目が豊富な朝食もいただき、宿をあとにする。
宿の近辺は、「和具」と呼ばれる港がある。
港にびっちり敷き詰められた漁船も印象的だが、港のほとりでわかめの洗浄作業をしている家族の多さも、見もの。
島全体が漁業で生計をたてていることは、パンフレットを見なくとも理解できる。
観光地としては、「銅塚」と「首塚」がある。
何とも恐ろしいものであるが、ホラースポットではなく、昔の武将さんをまつった由緒あるもの。
首塚へ向かうや、途中工事のため行き止まりで、遠回りを強いられる。
「時間ないねんから通してや」という感情がいっさい芽生えないのは、この島の雰囲気に染まっている証だろうか。
まわり道をし、せまく勾配の強い獣道を歩き、両方のスポットをめぐる。
特に首塚は、そこから海越しに鳥羽の街が一望できる、絶好のビュースポットである。
ここを首塚に選んだあたり、当時のこの武将がいかにすごかったのかがうかがえる。
そこからいったん町へ下り、美多羅志神社へ。
昔から竜をあがめていたそうで、境内の木が竜の頭の形をしているというウリもある。
なるほど、確かに見えなくもない。
これが「竜に見える」と気づいたのが、平成20年とごく最近であることには、驚きである。
奥にある獣道を歩くと、岩屋山古墳がある。
石室が当時のままの状態で残っている、とのことで、中にも入れるらしい。
いざ行ってみると、残念ながら石室は立ち入り禁止。
何か事件でもあったのだろうか。
さらに奥へ行けば遺跡なんかが点在している・・・のだが、タイムオーバー。
まだ島北部もめぐっていないし、ここはいつか1日がかりでまわってみたい。
【離島:神島】
離島のなかで、もっとも鳥羽から遠い、神島へ到着。
路地へ一歩入ると、まぁ見事なまでの上り坂。
しかも、勾配のきつい坂だというのに、家がびっちり敷き詰められている。
手元のパンフレットや、フェリー乗り場前の地図を確認しても、この路地ともとれない道を把握するのは、難しい。
島をぐるっと一周するための散策路を歩くには、まず八代神社を経由しなければならない。
が、ここへ到着したころには、もうバテバテ。
とにかく、上り坂がすごいのである。
そこからは、いぜん坂道が続くわけだが、勾配はまだマシ。
比較的、快適なトレッキングが楽しめる。
ようやく人工物にぶつかった場所は、神島灯台。
灯台そのものがきれいで、見晴らしもよい。
ただ残念なのは、工事中とかで作業員さんが6人くらいいること。
休憩することすら恥ずかしく思えてきて、すぐさま出発。
次のポイントは、監的哨跡という、砲弾の着弾点を確認するための監視所廃墟。
個人的に、神島でここがいちばんの目的地でもあった。
ただ残念なのは、工事中で立ち入りすらできないということ。
体力も腹具合も限界、すぐ近くの東屋で自炊して昼食。
さらに歩いたところには、白い岩が特徴的なカルスト地形。
色もさながら、鋭くそそり立つさまが何ともカッコいい。
そこからは、途中幼稚園児にからまれたりしながらも、港へ到着。
とにかく、坂がすごい島であった。
ここに多くの人が、しかも高齢者が多い住んでいるということが、本当に信じられない。
というところで、2日目は終了。
宿はビジネスホテルだし、晩飯はスーパーなので割愛。
明日には、書ききれるかなぁ~。